ディーゼル車はオイルグレードに要注意!ハイエースオイル交換!
今年も暑い夏がやってきますね!こんにちはテクニカルステージです!
オイル交換の推奨時期って走行距離と使用期間で分ける場合が多いのですが、殆どの車種は走行距離なら5000kmで交換、使用期間なら半年に一度とテクステではおすすめしています。
テクステエンジンオイルの考え方記事を作成してますので、お暇な方はコチラを読んでみてくださいな。
今回は200系ハイエースのエンジンオイル交換のご依頼です。車両はこちら
一時期は(今もかな?)盗難率No1を記録していたトヨタハイエースです。仕事で使用されている他に、キャンピングカー仕様の車両やバイクのトランポで使用している人、純粋にハイエースが好きで所有している人などが多く同ランクの車種の中でもトップの人気があります。
もちろん海外でも大変な人気で、盗難率の高さは海外に違法に輸出できるルートが有る事も原因と言われています。
更にフルモデルチェンジされる新型ハイエース(300系)は衝突安全性からセミボンネット採用のミニバンのようなタイプとなり、荷室が狭くなってしまうため200系のハイエースは高値安定することが予想されています。
※2019/2/19追記 フィリピンで新型ハイエースが発表されました。日本においては現行型の継続販売が続くようです。
当車両は自家用車兼バイクのトランポとして使用されており、ランチョの2インチダウンキットやアルミホイール等をカスタムした公認車です。
エンジンオイルもいっぱい抜けるので大きい廃油受けです。あふれると後片付けが…(前科あり)
エンジンオイルはスピードマスターのDPF装着車専用品のDL-1規格を使用します。
DPFとは(メーカーによりDPR・DPD等呼び方が違います)正式には[ディーゼル微粒子捕集フィルター]といい、ディーゼルエンジンの有害物質の除去装置です。
この装置が装着されている車両はエンジンオイルが専用品となり、大まかに普通車にはDL-1規格、中・大型車には更に高負荷対応のDH-2規格を使用しなければなりません。
通常のエンジンオイルを使用すると、DPF装置の詰まりからの故障やエンジンの破損を招く恐れがあります。
エンジンオイルを入れますがここで注意点を一つ。DPF装着車はエンジンオイルが増えることがあります!
これだけ聞くとオトクな感じがしますがそうではなく、燃料の軽油がエンジンオイルに混ざり量が増えていくのです。
簡単に説明すると、DPFは有害物質の煤が溜まってくると清掃のために排気温度を上げて、この煤を燃やして排出します。
そのときに軽油を噴出するのですが、どうしても燃え残りの軽油が発生しエンジンオイルと混ざってしまいます。
ですので、オイルを入れる量はレベルゲージの6割~8割程度に抑えておきましょう。多めに入れすぎると後にオイルが増えたときに、オイルワーニングランプが点灯し早めのオイル交換を行わなければなりません。
エンジンオイルを適度に入れ、その他軽い点検も行い完了です!ご依頼ありがとうございました!
さて、ハイエースのオイル交換でしたが如何だったでしょうか?ちなみにDPF装着車は交換距離にも注意が必要です。
軽油が混ざることにより通常の使用よりも早くエンジンオイルは劣化していきます。
普通のガソリンエンジン車であれば多少交換距離が伸びても大きな故障には繋がりませんが、DPF装着車はオイル交換をきっちり定期的に交換しないとドンドンと劣化していきます。
仕事で使用している場合は忙しくなかなか交換を行えないかもしれませんが、故障すれば修理費も高額になります。
定期的なオイル交換と点検は欠かさないようにしましょう!
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