走行距離により増えてくる故障。車種により様々ですが、壊れた部品によりどんな車種でも共通の症状が出る場合があります。こんにちは♪テクニカルステージです!

例えば燃料ポンプが故障したときはどんな車でもエンジンがかからなくなりますし、エアコンのコンプレッサーが故障すればエアコンは効かなくなります。

故障箇所を判断する場合はまず、症状から考えられる故障箇所を大まかに選定し、そこから怪しい箇所やその車種の弱い箇所を重点的に確認していく方法が近道だと思います。

今回はエンジンの調子が悪くなり、止まりそうになってしまう症状の出張修理ご依頼です。車両はこちら

エボイグニッションコイル交換

三菱ランサーエボリューションⅦ通称エボ7ですね!

スバルのインプレッサと並んでラリーで活躍した日本を代表するスポーツカーです。特にエボ4以降はAYC、エボ7以降はAYC+ACDと旋回性能を高めるための機能もあり4WDとは思えないコーナリングを楽しめます。

症状としてはパワー感がなくなりエンジンがガタガタと振動してうるさく、その他にも排気ガスがとても臭いとのことでした。

この時点で故障箇所はだいたい想像が付いています。車種問わずこの症状の場合は[イグニッションコイル]次に[スパークプラグ]の可能性が非常に高いです。

イグニッションコイルとスパークプラグはエンジンに火花を飛ばすために必要な部品で、このどちらかがだめな場合は点火ができず、エンジンパワーの低下及びエンジンバランスが崩れエンジン自体がガタガタと振動します。

また、点火できてないということは燃料が燃焼できていないということですので、排気ガスもとてもガソリン臭くなります。

特に気筒数が少ない車ほど症状は大きくなり、3気筒エンジンでは基本的には走行不可能になります。

エボの4G63は4気筒ですので症状的にはとてもわかり易く、走行距離を重ねるとエンジンの熱によりよく故障する部品の一つでもあります。

そのままでは走行にも危険ですので故障箇所確定の為にお客様のご自宅で車両を点検し、コイルで間違いないことを確認し後日修理を行うことになりました。

エボイグニッションコイル交換

部品が入荷したら交換作業に伺います。前回分解したままですのでサクサクとカバーとコイルプラグと外していきます。

エボイグニッションコイル交換 エボイグニッションコイル交換

新品のコイルとプラグです。プラグは消耗具合が判断できますが、コイルに関してはリークなどをしていない限り見た目では判断できない部品で、いきなり故障することも多いです。

エボイグニッションコイル交換

取り外したプラグをエンジンのシリンダー順に並べました。左から3番目の3番シリンダーのプラグが他のプラグに比べて焼けていない事が確認できますね!

エボイグニッションコイル交換 エボイグニッションコイル交換

各部品を取り付けてカバーを付け完了!このカバーは競技する場合は外していたほうがコイルの冷却にも効果的です。

エンジンの調子ももとに戻り絶好調です!ご依頼ありがとうございました~!

走行距離を重ねると故障がチラホラと出てくる部品は結構多いです。今回のようなイグニッションコイルからオルタネーターやセルモーター、エアコンコンプレッサーやエアフロセンサーなどなど前もって交換するには金額が高い部品も…

新車を数年ごとに乗り換える事がメンテンスフリーの観点から考えると理想でしょう。しかしそのような方法はお金が多く必要になりますし、気に入った愛車とも永く付き合えませんよね?

症状が出た場合の的確な修理や異常の兆候を見逃さないメンテナンスと心構えが愛車と永く付き合う秘訣ですし、最終的にお金も節約できる方法なんだと思います。