AE86ブレーキマスターシリンダーOHのはずが…ならばAE111マスター流用♪
紅葉シーズンも近いですし、ドライブやツーリングに行きたくなりますね♪どもども、テクニカルステージです!
旧車にお乗りの方もこの時期は愛車でお出かけすることが多いと思いますが、ちょっとした故障でも部品が手に入らず、修理が出来上がったときにはシーズンが過ぎていたなんて悲しい思いをした方もいらっしゃるんでは無いでしょうか?
テクステでも古い車はお時間いただくことが多いですが、うまく流用すれば早く修理が上がる場合もあります。
今回はAE86のブレーキ修理のご依頼です。車両はこちら
ブレーキマスターシリンダーからの軽度のフルード漏れを確認、重症化すると大変危険ですので早急に修理を行います。
通常ブレーキやクラッチのマスターシリンダーはOH(オーバーホール)での修理が一般的かと思いますが、古い車になるとシリンダー内の摩耗によりOHが出来ない状況に遭遇したりします。
今回も残念ながらシリンダー内に傷があり、OH後もフルード漏れが解消することは難しいと思われます。
そして、旧車でよくある悲しい出来事[生産中止]、AE86もメーカーからはマスターシリンダー新品はすでに手に入りません。
中古品でも同じ状況が考えられますので、できれば新品での交換が望ましいです。
確かAE101かAE111の流用が出来たと記憶していましたので情報収集。情報をもとにAE111のブレーキマスターシリンダーを流用取り付けすることになりました。
配管等の構造が違うので新規に作成することも考えましたが、リーズナブルに変換キットを販売されているショップさんがあったので使用させていただくことにしました。
兵庫県のKai powerさんです。ありがとうございました!
仮付を行い配管の取り回しを確認します。
多少純正配管の曲げ加工も行い綺麗に取り付けできました。
ブレーキフルードを入れてエア抜きを行いすべての作業完了です。
永くなり続けるためにも色々と対応が必要ですが、せっかくの名車ですので大切にされてくださいね♪ご依頼ありがとうございました!
さて、今回のように部品の生産中止・廃盤等で旧車の修理に頭を悩ませている方も多いと思います。
テクステでもちょっとした部品ひとつで修理がかなり伸びることもありますが、流用したり新規に作成したりして早めに修理が完了するように頑張っています。
それでも現代の車両に比べると修理期間は長いことが多いので、トータルでのメンテナンスプランはしっかりと決めておくことが重要かと思います。
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