ワーゲン ゴルフⅤキーシリンダーロック！鍵が回らず動けません…

エンジンが始動できなくなる原因は様々ありますが、キーシリンダーが壊れた場合は対応が大変かもしれません。こんにちはテクニカルステージです！

今回のブログですが、急遽動けなくなったゴルフのお客様からのご依頼を記事にしようかと思います。車両はこちら

お客様の車庫内で急にキーシリンダーが回らなくなり、エンジンをかけることができなくなったとのことです。

確認するとACC近くまでは回りますが、その先からはなにか引っかかったような感触でセルモーターを始動させることが出来ません。

キーシリンダーが回らないとご相談があった場合ハンドルロックの噛み込みによることが多いので、ステアリングを左右に動かしながらキーを回すと解消されることがあります。

しかし今回はハンドルロックに関係なく途中から回らなくなる症状ですので、キーシリンダー本体の可能性が非常に高いです。

このままでは動かせませんし、出先では工具も足りないのでレッカー搬送となりました。

ONまで動かせないのでシフトロックを強制的に解除して動かします。ハンドルロックは解除できる状態で良かった。(^_^;)

テクステまで持って帰ってきたら早速作業開始。エアバッグ外して…

ステアリングを外します。

キーシリンダー本体は盗難防止のために通常工具で外せないタイプの特殊ネジが使用されているので、ドリルで下穴を開けて取り外す必要があります。

なんとかキーシリンダーが外れました。ここから更に分解します。

現在のキー部分を古いシリンダーから取り外し新しいキーシリンダーに取り付けします。

これでキー自体は交換せずに使い続けることができるようになります。

あとは元に戻して組み込んでいけばすべての作業は完了です。

もちろんスムーズにキーも回りエンジンがかかるようになります。ご依頼ありがとうございました！

今回はゴルフのキーシリンダー破損からのエンジン不動でしたが、実はこの症状フォルクスワーゲンの車両にはそこそこ多い事例です。

シリンダーに違和感がある場合は早めの交換で不動になることは避けられますが、今回のように急な破損も十分にありえます。

回らなくなる症状の他にキーが抜けなくなったり、今回とは逆にエンジンを切ることができなくなる症状も確認されています。

今回のような自宅で症状が発生した場合は対応も落ち着いて可能ですが、出先で急遽発生したのであれば対応に苦労すると考えられます。

似たような車両にお乗りであれば、キーシリンダーに違和感を感じたら早めの対応が正解かもしれません。