平成も残り少なくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?どもテクニカルステージです!

平成が30年続く間に様々なものが進化してきました。もちろん車やバイクの進化も凄まじく、たった数年変わるだけで新しい機能や技術がどんどんと採用されています。

利便性や安全性のみで選ぶのであれば新しい車種を選択することが一番ですが、車やバイクにはそれだけではない魅力があり古い車種でも永く大切に付き合っていくオーナーがとても多いです。

平成よりも前の昭和に生産された車種も現役なことが多く、クルマ・バイク文化はやはり素晴らしいと感じています。

今回はそんな昭和後期から平成初期にかけて生産された名車の車検のご依頼です。車両はこちら

AW11車検

トヨタ MR2 AW11です。MR2初代の名車で当時の法令などから試行錯誤して生まれた日本初の市販ミッドシップ車として有名です。もちろん車両価格も絶賛高騰中でございます(;´∀`)

コマのように向きが変わると言われますが、車の中心が意識しやすくトラクションが素直にかかってくるので乗っていてとても楽しい車です。

この車両はスーパーチャージャー付きの最終型ですので特に貴重で、全塗装とサビ除去などのレストアや整備をテクステでおまかせしていただいております。

まだまだ永く乗り続けたいとのご希望ですのでしっかりと車検整備を行っていきましょう!

AW11車検 AW11車検

車検時は必ず洗浄していますし年間走行距離も少ないため、同年代の車両に比べてとても綺麗なエンジンルームです。今回もそんなに汚れていませんがきっちりと洗浄していきます。

AW11車検

乾かしてリフトにアゲアゲ。基本整備は行っているのでエンジンオイルの交換と法定点検ぐらいですが、パワーウインドウの不調とエアコンが効かない症状があるため原因を探します。

AW11車検 AW11車検 AW11車検

パワーウインドウ操作時に一定周期でガタが出てたまに動かなくなるとのことですが、このような症状の場合はモーターギアの破損が可能性として一番高いです。

AW11車検

ということで、パワーウインドウモーターとレギュレーターを取り外します。

AW11車検 AW11車検 AW11車検

折れてる~(^_^;)まぁ予想通りです。

このギアはなぜか大きな力がかかるのに樹脂製ですのでAW型のパワーウインドウのウイークポイントとして有名で、しかもギア単体では部品が供給されてないのでレギュレーターASSY交換となります。(トヨタさんわざとじゃないんですかね?)

レギュレーターが生産中止になれば修理が難しくなります。海外には金属製で作成されたアフターパーツも販売されていたとの噂もありますので、お困りの方は探してみるのも良いのでは?

AW11車検 AW11車検 AW11車検AW11車検

新品のレギュレーターに付属してきたギアを使用して組み直します。(別についてくるなら単品で出せばいいのに…トヨタさんやっぱりわざとじゃ…)モーターもグリスアップしておきましょ。

AW11車検

この時代の車はパワーウインドウ有りと無しの車種が混在しているのでレギュレーターの調整が必要不可欠です。

新品レギュレーターは確実にずれるので要調整ですね。

AW11車検

次はエアコンの確認です。こちらはガスが2~3年で抜けてしまう状態で、しかもR12ガス使用車ですので下手に分解してしまうと修理費が高額になってしまいます。

お客様と相談を行い、R12ガスをR134a化してガス補充で様子を見ることになりました。

テクステでは前回マイティーボーイで同じ作業をしています。

注意点としてエアコンの効きの低下や漏れ増大の可能性もありますが、R12車のエアコン延命には低コストで効果があるおすすめの方法です。

AW11車検

134aと混合できる特殊なオイルを添加し134aガスを補充して完了です。冷風もしっかりと出るようになりました!

AW11車検

モールも劣化により浮いていたので簡単に貼り付けしておきました。

AW11車検

このような場所が浮いているとどうしても車がくたびれて見えてしまいますからね♪

その他点検も終わり車検も一発で合格しました!まだまだ永く乗れますよ~。

ご依頼ありがとうございました、大切にしてあげてくださいね!!

やはり大切に乗られている車両の整備は気合も入りますね。この時代の車種はどんどんと少なくなることは確実でこれから先も大なり小なりいろいろな不具合が発生すると思います。

永く大切に維持していくためにも的確に修理とメンテナンスを行いつつ、愛情を注ぐ事が一番でしょう。