最近の車やバイクはコンピューターで動いています。どうもこんにちはテクニカルステージです!

何度かお話したと思いますがキャブレターの時代からインジェクションの時代になり、現在の車やバイクのほとんどが各制御をコンピューターが行っています。

そのため故障する場所も電気的な場所が増え、目に見えない故障も多くなってきました。

そこで故障や不調がわかりやすいように[エンジンチェックランプ]が装備され、目に見えない異常も車両が判断を行い運転者に知らせる事ができるようになりました。

これもコンピューター制御だからこそできることであり、修理の目安になる機能として大変便利です。

今回は元々調子が悪く更にチェックランプが点灯し、もっと調子が悪くなった車の修理ご依頼です。車両はこちら

インプレッサセンサー交換

スバル インプレッサGDB通称涙目インプですね。ラリー全盛期の頃から大変多くの人気を集め、三菱のランサーエボリューションと共にハイパワー4WDの代表車種としても有名でした。

元のスペックが高いのでちょっとしたカスタムとチューニングでサーキットやワインディングでもそこそこの走りを楽しむことが出来ます。

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さて、インプ等に搭載されているエンジン・EJ20型のチェックランプ点灯ですが、テクステでの一番多い原因はA/FセンサーかO2センサーが故障したときです。

特にA/Fセンサーはタービンのすぐ後ろに装着されているため熱でよく壊れます。今回はテスターにかけるとO2センサーの異常が検出されました。

お客様と相談の結果まだ永く乗り続けたいとのご希望だったので、O2センサーのみではなくよく故障するA/Fセンサー及び交換した記録のないイグニッションコイルとプラグも同時に交換を行い、リフレッシュする事に決定しました。

走行距離も10万キロを超えている車両ですので、そろそろ故障が考えられる部品を少しづづ交換していく事でトラブルを極力抑える事を重視します。

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エンジンルームも洗浄をされてないようですのでまずは洗浄から。オイル漏れの早期発見にも有効です。

今回はコンピューターの学習もリセットするためにバッテリーのマイナス端子も取り外して作業を行いましょう。

各センサー類が故障している場合はそのセンサーに合わせてECUが変な学習をしていることがあるため、補正をゼロに戻してあげる必要があります。

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O2センサーはFパイプの最後の方に、A/Fセンサーはタービン後に付いています。

O2センサーはそのまま外せますが、A/Fセンサーはインタークーラーを外し工具により遮熱板も外す必要があります

ネジ穴がダメになると後々面倒ですのでたっぷりと潤滑剤を吹き付けて放置することがポイントです。マフラーが熱いうちに緩める方法もありです。

インプレッサセンサー交換

各センサーを新品に交換します。見た目には異常はわからないですね。

インプレッサセンサー交換

エンジン始動してチェックランプが消えたことを確認。吹け上がりもスムーズになりました。次はプラグとコイルの交換です。

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水平対向エンジンはプラグ交換が面倒なため、点検がおろそかになっている車両がとても多いです。当車両もそこそこの消耗具合でしたが、走行距離からして一度はプラグ交換が行われているようです。

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新品コイルとプラグで更にアクセルのツキも良くなり、気持ちよく回るエンジンになりました。このまま試運転を行うと今までとは比べ物にならないほどトルクも増し力強く加速します。これがインプレッサの本当のエンジンです!

しかし純正ブースト以上にブーストを掛けると一瞬ラグが起こります。とても気になったので点検を行うとブーストコントローラーのソレノイドバルブが怪しいです。

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ブリッツのブーストコントローラーですがバルブがデュアルで使用されているので、分解して各バルブ内をパーツクリーナーで洗浄してみました。

もとに戻し試運転を行うと少しだけラグは感じますが、実用には問題ない程には改善。ひどくなるようであれば交換を考えたほうが良いかもしれません。

インプレッサセンサー交換

ベルトも少し緩かったので張りの調整です。プラグ交換とは対象的にベルト調整は簡単なんですよね(笑)

すべて修理も完了しお客様に試運転していただきました。調子の良いときのインプが帰ってきたと大変喜んでいただけました。ご依頼ありがとうございました!

年数は確かに経過してきたモデルではありますが、ポテンシャルはいまだトップクラスの車両です。最初の方でもお話しましたが、元の完成度の高さからちょっと走るだけならブレーキパッドをスポーツタイプに変えるだけでも十分に楽しむことが出来ます。

これからどんどんと台数が少なくなっていく事が確実なモデルですので、早めのメンテナンスを行い調子の良い状態で維持していくことが大切でしょう。