ホンダN-BOX,HMMF交換!CVTオイル交換で燃費・走り絶好調!
[CVT]最近の中~小型車はほぼCVTのミッションが採用されています。おひさ!テクニカルステージです♪
オートマ車のミッション構造まで気にする方も少ないとは思いますが、CVT方式の利点としてエンジンの一番パワーの出るところを有効に使用することができ、燃費の改善や排気量の小さいモアパワーな車でもキビキビと走らせることができます。
20年ほど前にもスバルのヴィヴィオやホンダのFIT等に搭載されていたのですが、不都合が多くトラブルもよく出るミッションでした。
しかし現在は技術がかなり向上し、欠点も少ないミッションになりました。
今でもトルク伝達のロスや高速走行時の駆動音などの課題も有り、高級車やハイパワー車には多段ATが多いですがこれからもCVT採用車種は増えていくと思われます。
そしてCVTにももちろん潤滑や冷却にフルード[オイル]が使用されており、定期的な交換を行うことにより燃費の向上やパワーロスの低減、故障の予防を行うことができます。
ここで難しいのがCVTフルードの交換は抜いて入れるだけではなく、車種により様々な交換方法と対応フルードが違うということです。
CVTが少しずつ増えだした当時に今までのトルコン式のように交換を行い、CVTが破損するという事例がガソリンスタンドや大手量販店などで起こりました。
当時はCVTに対する認知度が低く、そのままATFを使用したり間違った交換方法を行ったり、などが多かったようです。
現在はCVTも一般的になり対応フルードや交換マニュアルも充実してきたのですが、当時の苦い経験もあり交換をおすすめしないお店も多いです。
更に各メーカーもフルード交換を長めの走行距離で指定している場合が多く、車種によっては無交換となっている場合もあります。
そのためCVTフルード交換を定期的に行っている車両はとても少ない現状です。
負荷が少ないCVTとはいえオイルやフルードは使用していると確実に劣化していきます。
テクステでは何台もCVTフルードの交換を行ってきましたが、ほとんどのお客様が効果を実感されます。
あなたの愛車にも交換履歴がないのであれば交換をおすすめします。
今回はそんなCVTが採用されているホンダ N-BOXのフルード交換のご依頼です。あっ前置き長くてすんません(;´∀`)車両はこちらです
まずはフルード抜き取りのためにリフト等で上げます。CVT交換時は車両を水平にすることは基本です。
助手席側のタイヤを外し、インナーカウルを外すとレベルゲージが確認できます。
これですね。短いので無くさないようしましょう。
ドレンボルトはミッション下のオイルパンにあります。アンダーカバーにサービスホールがありますが、外したほうが汚れなくて済みます。
準備ができたらフルードを抜きます。このときにしっかりとエンジンを暖気させ一晩ほど放置するとよく抜け、グレードにもよりますが大体2.5~3Lほどの排出量です。
走行距離は3万キロほどで新油は薄い赤色ですがだいぶ汚れているのがわかりますね。きれいに抜けたら今度は入れます。
純正はHMMFですがテクステではスピードマスターを使用。様々なCVTにも使用できる高性能なフルードです。
少々入れにくいですが抜けた量と同量か少し少なめに入れましょう。入れ終わったらフルード量の調整です。
同型のミッションでの油量確認方法は
- 車両を水平にしてエンジンを始動、各シフトポジションを数十秒保持する。
- CVTフルードの油温を70度~80度ほどまで上昇させる。
- エンジン停止後60秒経過したらレベルゲージで点検。
と少し面倒になっています。特にレベルゲージでの確認は時間が遅くなればどんどんとオイルパンにフルードが戻ってきてレベルゲージの規定範囲を超えてしまいます。長くても120秒までに終わらせてください。(規定では60秒~90秒です)
上記の方法を行いHOTの間にフルードがあれば完了です。
テクステでは電動ファンが2回始動するまでアイドリングしますが、抜いた量と同量を入れているのであれば3~5キロほど低負荷で走行してあげるのもアリですね。
カバー類をもとに戻して完了です。試運転してみると元の状態よりもしっかりとした走りになり、上り坂もヌルっとした加速からキビキビとした加速に変わりました。
お客様も気持ちよく加速していると喜んでいただけました。燃費にも良い効果があるでしょう!ご依頼ありがとうございました。
今回はCVTフルード交換でしたがいかがでした?低走行車で3Lほどの交換でしたが、多く走行している場合は今回の作業を2~3回ほど繰り返し、フルードを綺麗にしていく方法を行います。
少し前まではテクステ側からCVTフルードの交換をおすすめして交換していただくことが多かったのですが、最近ではお客様がご自分でCVTフルード交換の重要性を調べて、ご依頼されるパターンがとても多くなっています。
CVTフルードの交換は燃費や乗り味だけではなく愛車の寿命も大きく伸ばします。
CVT車の10万キロ超えも珍しくなくなり、フルード無交換に伴う故障も多くなってきました。これからも交換の有無で故障率は大きく変わってくるでしょう。
断られることも多いCVTフルード交換ですが、定期的+適切に交換作業を実施して愛車を永く健康に維持することがとても大切です。
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