マグナトライク キャブOH＆しっかり乗るためのトータルメンテ！

トライクの点検や修理にお困りの方、お力になりますよ～。こんにちは、テクニカルステージです！

基本的な部品はバイクですのでバイク屋さんで修理できるはずですが、トライクと伝えただけで修理や点検を断られる事が多いとよくご相談をお受けします。

当社でもかなり激しくカスタムされた車両はお断りさせて頂く場合もありますが、殆どの車両は修理点検をお引き受けしています。

今回もそんなメンテにお困りのお客様からのご依頼です。車両はこちら

マグナ、トライクカスタム車です。

スムーズに加速できず、息継ぎや失火等の症状が見られるとのことでした。

症状的にキャブが原因と考えられますし、購入前のメンテナンス状況もしっかりとわからない様ですので、キャブのOHと点検整備を行うことになりました。

まずはタンク等を取り外しキャブを車体から摘出。

部品が混ざらないように注意しつつ分解と清掃を行います。

汚れはそこまでありませんでしたがOリングやパッキン類の傷みが激しく、ここからガソリンやエアー漏れが発生していたようですね。

悪い部品を交換しつつ組み立てていきます。

問題なく組み上がったら車両に装着、ここから大事なキャブの同調取りです。

シリンダー毎にキャブレターが装着されている車両の場合、しっかりとキャブを調整してエンジンの負圧を合わせて上げることで、シリンダー毎の燃料供給にばらつきがなくなりスムーズにエンジンが加速するようになります。

調整後は入庫前とは比べ物にならないぐらいエンジンも軽やかに回るようになりました。

キャブが終わればオイル交換や点検も行っていきますよ。

ブレーキフルードもかなり汚れていますね。

何度かお話していますが、バイクはフルードの使用量が少なくとても劣化しやすいので車よりもこまめに交換をおすすめします。

その他基本的な点検を行いすべての作業完了です。

試運転時も快調な走りで楽しく乗ることができそうなトライクでした。ご依頼ありがとうございました！

今回は整備やメンテに困るトライクの修理のご紹介でした。

一昔前はトライクブームの流れもあり専門ショップさんも多く、業界も賑わっていたような覚えがあります。

しかし最近ではブームも落ち着き、台数が減ることに伴いショップさんも少なくなったのでしょう。

テクステもトライク専門店ではないのですべての作業をお受けできるわけではありませんが、お困りなことがあればできるだけお手伝いできればと思っています。