BMW E90 320i エンジンチェックランプ点灯!O2センサー交換前に添加剤も有効!
こんにちは、テクニカルステージです♪
今回は題名の通りBMWのお話ですが日本メーカーに比べて比較的エンジンチェックランプの点灯が多い欧州車、ディーラーさんに入庫したらびっくりするような見積もりが…ってお話よくお聞きします(笑)
当お客様のBMWもそんな感じで困っていたところ、テクステの他のお客様からのご紹介でご相談いただきました。
チェックランプがそこそこの頻度で点灯するが、大きく調子が落ちることもなくディーラーでは修理代に数十万必要だと説明を受けたそうです。
テクステでもスキャンツールで確認すると…
O2センサー系のエラーが確認されていました。特徴的なのが一番下の[キャタライザー硫黄化]です。
これはキャタライザー、いわゆる排気ガスをきれいにする触媒という部品に汚れが溜まっていると出るエラーで、あまりスピードを出さない街乗りメインの直噴エンジンのBMWにはそれなりによく出るエラーです。
ディーラーさんでは取り除くことが出来ないと言われ、各O2センサーの交換やキャタライザー交換で数十万の見積もりになったのでしょう。
スキャンツールで汚れの量を確認できるのですが6,000mg以上とかなりの量になっています。
その為キャタライザーが排気ガスをスムーズに処理できないため、O2センサーがエラーを拾いチェックランプが点灯すると考えられます。
BMWのマニュアルでもキャタライザー硫黄化した場合は、高速道路をそれなりの高負荷で走行を行うことで解消される場合があると記載があるようですが、そんなに速度の出せる道路は殆どありません(^_^;)
ですのでテクステでは高い部品を交換する前に、まずは添加剤を使用して解消できるか試してみることをおすすめしています。
テクステで使用している添加剤はリキモリのキャタリテックシステムクリーナーです。
色々な添加剤を使用していますがBMWのこの症状には一番効果があるように感じます。他にはワコーズのRECSなんかも有名ですね。
リキモリのクリーナーは圧縮した空気でエンジン内に送り込むような施工方法ですので専用のスプレーボトルが必要ですが、テクステではスピードマスター製の専用機械があるので流用しています。
センサー類に添加剤がかからない吸気部分から圧送して添加していきます。回転数もそれなりに高く維持する必要があり、マフラーからは白い煙が出てきます。
半分ほど添加したところで急にエンジンが失火して絶不調に(^_^;)何事と思いスパークプラグの確認を行うとかなり長い間交換されていないプラグでした。
電極がかなり減っているので火花もかなり弱かったと予想でき、添加剤の成分が付着して火花が飛ばなくなったんでしょう。
お客様も交換した記憶がないとの事で新品交換で無事解消しました。超焦った…
残りの添加剤も全て施工が終わりました。しかし現時点ではそんなに硫黄成分は除去できていません。
添加剤の成分をたっぷりと含んだキャタライザーやエンジンは、硫黄分やカーボンが非常に燃えやすい状態になっているので、高速走行を行い燃やしてマフラーから排出します。
お客様でも可能な作業ですが、時間がないとのことですのでテクステで行います。
高速使って福岡ICまで往復です。古賀SAでちょいと休憩。
福岡まで往復1回ぐらいで約1,500mgほど排出することができたようです。
当分の間は燃焼しやすい状態ですので、高速に多めに乗って硫黄分を燃焼させてあげればチェックランプの点灯も少なくなりますね。
エンジンに燃焼系の添加剤を使用する場合はエンジンオイルも汚れるので同時に交換します。
これですべての作業は完了!納車後ご連絡いただいましたがチェックランプの点灯は収まったとのことでした。ご依頼ありがとうございました!
さて、今回のBMWチェックランプ点灯ですが、すべての車両で添加剤の効果がある訳では無いので、効果がなかった場合は部品の交換や脱着しての清掃等の作業が必要です。
しかし冒頭の通り、交換や脱着清掃には結構な金額が掛かり悩ましい問題になります。
まずは添加剤をうまく使用して効果があれば、当初の金額の数十分の一で症状改善できるかもしれませんよ♪
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