今まで普通に走っていたのに急に走らなくなった!そんな場合は車やバイクのセンサーが原因かもしれません。こんにちはテクニカルステージです!

今の車やバイクはコンピューターで制御されています。物理的な原因ではなく電気的な原因での不調もかなり多い事例になっています。

電気的な不調は原因特定にも時間がかかることも多く、頭を悩ませる修理の一つでもあります。

今回は日産クリッパーのエンジン不調修理のご依頼です。車両はこちら

クリッパーO2センサー交換

急にパワーがなくなり、平坦な道はなんとか走ることができるが上り坂ではアクセル全開でも力がなく、燃費も極端に悪くなったとのことでした。

試運転をしてみましたが怖いほど加速しないので早急な修理が必要です。

さて今回の故障箇所ですが、実はすでに判明しています。[O2センサー]という部品が故障していることからの症状です(厳密には違いますがA/Fセンサーとも言う場合があります。)。

このセンサーは排気ガス内の成分を検知し適切な燃料噴射を調整する部品で、このセンサーが故障すると本来使用する量の燃料がうまく調整できず、上記のような症状が現れます。

しかもたちの悪いことに完全に故障していない場合はコンピューター診断でも不調が検出されない場合があり、特定が大変な場合があります。

今回も診断機には異常は検出されず、昔の経験を頼りに特定できました。今回のようなケースで特定するには…

クリッパーO2センサー交換 クリッパーO2センサー交換

O2センサーのカプラーを抜いてみましょう。これで症状が軽減される場合はセンサーの可能性が高いです。

O2センサーが完全に故障した場合の車両は緊急用の燃料マップに切り替わるので、故障しかけのセンサーよりもまともな燃料噴射になります。

簡単ですがこのような方法で修理の方向性を決めることもできます。

クリッパーO2センサー交換

車種にもよりますがこのセンサーは5万キロ前後から故障率が増えていくような気がします。特にミニキャブ・クリッパーの加速不良はこのセンサーかイグニッションコイルが原因なことが多いです。

クリッパーO2センサー交換 クリッパーO2センサー交換

燃料が濃い状態で走行しているはずですのでプラグ交換もおすすめします。ちょうど交換の時期でもありました。

部品交換後はしっかりと加速するようになりました。これから補正も少しづつと適正化するので更に調子も良くなるでしょう。ご依頼ありがとうございました!

今回は電気的なO2センサーの交換でした。目に見えない故障でも症状から逆算して故障箇所を特定できる場合があります。

今からもこのような見えない故障の症状が増えてくることが予想されるので、整備の腕を日々精進していくことが大切ですね♪