モコ・ヴォクシーウォーターポンプ交換!小さい異音も危険です!
朝夕は一時期に比べるとだいぶ気温も下がり過ごしやすくなってきましたね♪こんにちはテクニカルステージです!
今回がラスト、夏に多いトラブル第3弾をお送りします。内容はウォーターポンプの交換です。
ウォーターポンプとはエンジン冷却水(クーラント)を循環させる部品で、この部品も故障するとクーラント漏れや異音の原因となり、最悪の場合はオーバーヒートを引き起こします。
上記のように走行距離が伸びて来ると不具合が出やすくなってくるのですが、夏の時期は更に負担がかかり破損する場合が多いです。
異音やクーラントの減り具合を気にしていないと異常を見逃してしまうので気をつけましょう。
今回は2車種のウォーターポンプ交換です。まずはこちら
日産モコです。スズキのMRワゴンのOEM車になります。
エンジンルーム内からコロコロと小さい音がするとのことで、試乗してみると注意深く聞いて初めて分かる音でした。毎日乗るオーナーだからこそ気づけたと思います。
点検のためにエンジンルームを確認、ウォーターポンプ部からクーラントの漏れが確認できたため異音はポンプだと断定し交換になりました。
交換のためにライトやバンパーを取り外していきます。エアコンのコンプレッサーもずらす必要がありました。
ターボならもっと大変でしょうね~。
取り外してわかる漏れの激しさです…
新品を元通りに組み込みクーラントのエア抜きをして完了です。異音も解消しました!
お次はヴォクシーのポンプ交換です。
今回は異音などは発生しておらず、エンジンオイルの交換でご来店されました。
ボンネットを開けると…
裏側やエンジンルームにクーラントが飛び散り乾いています。リザーブタンクにもクーラントが入っていない状況でした。
お客様にご説明をしてポンプやベルト、サーモスタット等の交換になりました。
下側から確認すると結構な量が漏れています。
まずはプーリーのネジを緩めオートテンショナーをゆっくりと戻しベルトを外します。
オルタネーターを取り外しクランクポジションセンサーも外します。
配管等のネジを外しスペースを作りながら、知恵の輪のようにこねくり回すとやっと外れました。
エンジンマウントを外しエンジンを傾ける方法もありですね。
サーモスタットなども交換します。この時に配管内もしっかりと洗浄しておくと、古いクーラントが混ざりにくくなりますね。
ポンプを取り付け逆の手順で組み直しエア抜きして完了です。完全に故障する前に気づけてよかったです。
どちらのお客様もご依頼ありがとうございました!
3回続けてお送りした夏に多いトラブルでしたがいかがでしたか?
もちろんこれ以外にもタイヤのバーストやバッテリー・オルタネーターのパンク、各種オイルの急激な劣化なども夏は起こりやすい季節です。
しかし、どのような症状でも前もってきっちりとしたメンテナンスを行っていれば故障する確率は少なくなります。
来年から,大きく気温が変化する夏前点検を習慣化してみませんか?
愛車のお悩みバッチリ解決します!093-980-2210受付時間 10:00-18:00 [ 水・イベント開催日除く ]
お問い合わせ