残暑でエアコン修理大忙し!ムーブエアコンコンプレッサー交換!
ご無沙汰しております!テクニカルステージです。更新めっきり遅くなり本当にごめんなさい(^_^;)
この夏の猛暑、そして現在の残暑の影響でエアコンやラジエターなどの冷却関連の修理・点検ご依頼がとてつもなく多く、なかなか更新の時間が取れませんでした。
毎年この時期になると多くなるご依頼内容ですが、今年は特に多く、まだまだご依頼が続きそうな感じです。
そこで今回はエアコンが全く効かない軽自動車の修理ご依頼をいただきましたのでご紹介したいと思います。車両はこちら
ダイハツムーブですね。エアコンが全く効かない状態で、熱中症になりそうなので早急に修理をしてほしいとのご依頼でした。
エアコンをONにするとエアコンコンプレッサーが回転しません。よくよく見てみると完全に焼き付きが確認できたので、予算を考え中古コンプレッサーを取り寄せです。
さて、取り外したコンプレッサーですが…
中央部のゴム部分がちぎれているのがわかりますか?
この部分は急激な力がコンプレッサーにかからないようにダンパーゴムで力を和らげる役目をしています。
中古良品と比べるとこんな感じです。
今回はコンプレッサーが破損により焼き付きを起こしロック、そのままベルトの力が加わり続けダンパー部分がねじ切れたという事でしょう。
コンプレッサーがロックした場合は状況により先にベルトがちぎれる場合もあり、自走不可になることも多いです。
長く抵抗が多い状態のコンプレッサーを使用していた場合は、クーラーベルトも傷んでいる可能性が高いので同時の交換をおすすめします。
今回はその他の異常も見当たらなかったので、規定量のエアコンガスを充填して作業完了です。
エアコンを作動させると、とても涼しい風も出るようになりました。たった数分でドレンホースからは大量の水が出てくるほどエバポレーターは冷えているようです。
これでこの暑さも乗り切れるでしょう。ご依頼ありがとうございました!
さてさて、今回は予算の関係上中古のコンプレッサーのみの交換で修理は終わりましたが、エアコン修理時は他にもリキッドタンク(レシーバー)やエキスパンションバルブ、コンデンサー等の交換や配管洗浄も行った方が良い場合が多いです。
特にコンプレッサー焼付きの場合は必ず配管内のオイルを調べて、オイルに不純物が入り込んでないかを確認します。
根本的な原因を把握し、適切に対応を行わないとまたすぐにエアコンシステムは故障してしまいます。
エアコン修理は修理金額も高くなりやすい傾向ですが、怪しい箇所は予算をかけしっかりと修理したほうが後のトラブルも少なくなり、トータルで安心して愛車に乗ることができると思います。
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