BH5レガシィ ボクサーエンジン定番のオイル漏れ修理&プラグ交換!

愛車との付き合いが長くなってくると、どうしても出てくるのが「経年劣化」による症状ですが、特にエンジンの心臓部から来るトラブルは早めの対応が肝心です。ども、テクニカルステージです!
今回は、エンジンからのオイル漏れ修理をご依頼いただいた、BH5レガシィの修理と、ついでに行ったメンテナンス作業の事例をご紹介します。車両はこちら
お預かりしたBH5レガシィですが、点検してみるとエンジンの下部にオイルの滲みが確認できました。
スバルEJ20に多発するオイル滲み…これはもう見慣れた光景ですね。(^_^;)原因はズバリ、タペットカバーパッキンの劣化です。
水平対向エンジンはその構造上、タペットカバーがエンジンの左右に張り出すように配置されています。
長年の熱や振動に晒されるパッキンはだんだん硬化して弾力性を失い、そこからオイルが滲みます。
運転席側はエキマニもすぐ近くですので、更に劣化が早くなり、オイル漏れ時は排気管にオイルが垂れ煙が出てオイルの焼けた匂いも漂うようになります。
放置するとオイル量の低下、下回りや駐車場所の汚損、最悪の場合は車両火災にも繋がります。
水平対向エンジンの構造上ちょっと狭い場所での作業×2となりますが、焦らず確実に作業を進めましょう。
エンジンルーム内は結構なオイル汚れがありますので、まずはきれいに洗浄。写真撮り忘れごめんなさいm(_ _;)m
綺麗に清掃できたら狭いスペースを広げるために周辺部品を取り外して、タペットカバーにアクセスしていきます。
助手席側はバッテリーやウォッシャータンクを外し、スペースの確保を行います。
配線類も何箇所かカプラーを外しておいたほうがやりやすいです。
運転席側はエアクリーナーや配管類を外したりずらしたりしてスペースを作ります。
準備できたらカパッと取り外し。エンジンやカバーはとても綺麗で、オイル管理は素晴らしいですね。
しかしパッキン類はカチカチのプラスチックみたいになっています。
カバーは元々綺麗でしたが更にきれいに清掃、パッキンも新品はまさにゴムですね(笑)これでタペットカバーからのオイル漏れも心配ないでしょう♪
さて、パッキン交換時は殆どの車種でその上にあるイグニッションコイルを外すことになります。
特に水平対向エンジンは交換に手間がかかるスパークプラグですが、タペットカバーパッキン交換でどうせ外すんですから、交換時期に近いのであれば圧倒的に同時交換がおすすめです。
お客様にもご提案させていただき、この機会に新品のスパークプラグに交換しました。
プラグはエンジンの燃焼効率に直結する重要な消耗品です。このタイミングでリフレッシュしておけば、当面の間はプラグ交換は必要なくなります。
各部品を元に組み直しエンジン始動、10分ほどアイドリングしながら漏れ確認をしてすべての作業は完了です。
これでまた安心して愛車に乗ることができるようになりますね♪ご依頼ありがとうございました!
さて、この水平対向エンジンのタペットカバーパッキン交換作業、テクステでは以前にも同じ水平対向エンジンを搭載するインプレッサで作業しています。
スバル専門店ではないですが定期的に色々ご依頼いただいており、記事にしていない作業も結構あったり…(^_^;)
水平対向エンジンのオイル漏れは、スバルオーナーさんにとって有名なトラブルですが、早期に適切な対応をすればまだまだ元気に走ってくれます。
「うちの車、こんな症状出てないかな?」と、ご自身の愛車の「定番トラブル」を知っておくのも、永く大切に乗っていく秘訣です。
愛車のことで何か気になる症状や、メンテナンス・修理のご相談がありましたら、どうぞお気軽にテクニカルステージまでお問い合わせください!
お客様の愛車を最適な状態に保つお手伝いをさせていただきます。
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