粘度やグレード悩まない!簡単エンジンオイルの選び方講座♪

エンジンオイルイメージ

こんにちは!テクニカルステージです!

今回はガソリンスタンドなんかでもよく交換をおすすめされる[エンジンオイル]について、テクニカルステージの見解をなるべく専門的なことは無しにして、お話していきたいと思います。

あなたの車にどんなエンジンオイルが使用されていて、なぜそのオイルが使用されているのかわかりますか?

いま信頼できるお店に愛車をおまかせできているのであれば、あなたは知る必要はないでしょう。そのお店が愛車に合わせて適切なエンジンオイルをおすすめしてくれると思います。

しかし、ガソリンスタンドや大手カー用品店で、なんとなくおすすめされたからなんて理由の方や、エンジンオイルとはなんぞや?なんで交換しないとだめなんだよ(#^ω^)みたいな方は是非最後まで読んでみてください。

もちろん興味がある方も読んでいただければ、次からのオイル交換に役立つ知識が少しだけ増えると思いますよ( ´∀`)

ちなみに今回は4ストのお話ですので、2ストのエンジンオイルのお話ではありませんよ。

それでは始めていきましょう!

エンジンオイルイメージ

意外といっぱいエンジンオイルの役割

さて、まずはエンジンオイルはなぜ必要なのか、からお話していきましょう。

エンジンオイルと聞くと、大体の人は「車やバイクのエンジンの中を潤滑しているもの」と答えると思いますが、実はこの答えでは半分も正解できていないんです…

エンジンオイルの大切な役割はこんなにいっぱいあるんです。

  • 潤滑
  • 冷却
  • 密封
  • 洗浄
  • 防腐

結構いっぱいあると思いませんか?まあいちばん大切なことは潤滑ですけどね。

各役割についてご説明しましょう。

潤滑

エンジンオイルのいちばん大切な部分です。

基本的にエンジンは金属部品が高速で擦れあっているので、オイル分がないとすぐに摩耗してしまい壊れてしまいます。

細かく説明するとシリンダー内部をピストンが高速移動する時に…と難しいことになるので興味のある方は専門書などを見てもらったほうがわかりやすいと思います。今回はゆるっとしたお話ですので(笑)

正直そこまで理解してなくても、色んな所に油がつくと滑りやすくなりますよね?あれです。

冷却

エンジンは動力を発生させるために燃料を爆発させ、その爆発力を動力に変えて車やバイクを動かしています。

また、エンジン内部の各部品が擦れ合うことにより摩擦熱が発生します。その熱を冷却することもエンジンオイルの大切な役割です。

現在はラジエターの付いた水冷エンジンがほとんどですが、エンジン全てを水(厳密にはクーラント)では冷却できず、エンジンの最深部ではエンジンオイルでの冷却が必要なんです。

密封

潤滑の項目でもご説明しましたが、エンジンはいろいろな金属部品が擦れあっているのですが、各部品は完全に密着しているわけではなく、ほんの少しだけ隙間があります。(この隙間をクリアランスと言います)

この隙間に入り込んで塞ぐ事をエンジンオイルが行います。

この密封が出来ないと爆発の力が逃げてしまったり、ガスがエンジン外に漏れ出す恐れがあります。

また、古くなってきた車は摩耗によりクリアランスが大きくなっている場合があります。

洗浄

エンジンは燃料を爆発させて動いており、物が燃えると出てくるものがススや汚れで、この汚れをエンジンオイルが吸い取ります。

よくオイルが真っ黒~なんて言いますが、この汚れをエンジンオイルが吸い取った証拠なんです。

エンジンオイルは自分の容量以上の汚れは吸い取れないので、オイル交換をしないと満足な洗浄ができず少しずつエンジン内に汚れが溜まっていき、オイルの流れる大切な通路なんかが塞がっていきます。

人間で言う動脈血栓みたいなものでしょうか。

防腐

エンジンはアルミや鉄が材質の殆どで、水分やエンジン内部で発生する汚れで腐食していきます。

エンジンオイルが素材の表面を保護することでこの腐食を予防します。

なんとな~くエンジンオイルの役割わかってもらえました?

エンジンオイルイメージ

エンジンオイルのグレードと粘度

エンジンオイルの役割がわかったところで、エンジンオイルのグレードと粘度の違いをお話しましょう。

まずはこちらを御覧ください。

エンジンオイルイメージ

赤丸がエンジンオイルの粘度(硬さ)です。

青丸がエンジンオイルのグレードです。

エンジンオイルのグレード

エンジンオイルは作られた規格に合わせて表示されているグレードが違います。

コレはJAFさんがわかりやすく説明されているので、こちらをどうぞ

結構細かく別れていますがぶっちゃけ余り気にしなくていい、というのがテクニカルステージの見解です。

ガソリンスタンドや量販店・ショップさんで手に入るエンジンオイルは最新規格を取得している商品がほとんどで、農機具用などをわざわざ選ばなければまず大丈夫です。

※ただし、DPF装着ディーゼル車にはDL-1やDH-2規格が専用品になっているためこちらは注意しましょう!

心配であれば愛車の取扱説明書に推奨エンジンオイルの記載がありますので、それを基準に選ぶと良いでしょう。

また、最新規格の取得をしていても良いエンジンオイルとは限らないというのが、テクニカルステージがグレードを重視しないもう一つの要因です。

最近の規格は省燃費性や排ガスの浄化に力を入れているため、潤滑や冷却については大差が無いと考えています。

実際に各オイルメーカーのレーシングオイルやプロショップ専用オイルなどは、SN規格ではないオイルも多数あります。

レーシングオイルは潤滑・冷却を重視しているので規格を取得する意味がない事や、プロショップ専用オイルはプロがユーザーの車に合わせてオイルの選定をするため、規格はあくまで目安でしかなく、規格に通す検定料を省きユーザーになるべく安く提供できるほうがメリットが有るためです。

実際に当社が使用しているベーシックオイルはSL規格が多いですが、適切に使用オイルを選べば、サーキットでのスポーツ走行からエコカーの通常使用まで、エンジンオイルが原因によるトラブルは1件も出ておりません。

もちろん排気ガスが多く出ることや極端な燃費の低下なんかもないですよ!

エンジンオイルの粘度

エンジンオイルには粘度が設定されており、粘度が高くなれば流れにくいドロッとしたオイルに、粘度が低ければサラサラしたオイルになります。

赤丸の中に[15W-50]と表示されていますが、[15W]のWはウインターの意味でオイルが冷たいときの粘度と凍る温度域を表しています。(凍る温度域は-20度以下とかの話なので北海道の厳寒地の人以外は関係ないでしょう)

[50]は高温域の粘度を表しており、大きくなればなるほど熱に強く粘度の高いオイルになります。

柔らかいオイルは抵抗が少ないので燃費がよくエンジン回転も軽く回り、硬めのオイルの方が一般的に油膜(油の強さとでも言いましょうか…)も強固になります。

ちなみに[15W-50]の粘度のオイルは新しめの車では余り使用しない粘度です。硬いので…

それではコレを踏まえ、エンジンオイルの選び方と交換の目安についてお話しましょう。

エンジンオイルイメージ

エンジンオイルの選び方

まず自分の愛車の純正オイルの粘度を取扱説明書で調べて見ましょう。[○○W-○○]と車種により粘度の違いがあると思いますが直ぐに確認ができると思います。

はい、その粘度のオイルを使用すればまず問題ありません。

今までの話なんだったの?(# ゚Д゚)みたいな感じですがちょっと待って下さい!あくまで壊れることはないですよって話です。

この記載されている粘度ってあくまで新車を基準に設定されています。

[密封]の項目でもお話していますが、車やバイクは乗れば乗るほどエンジンの隙間が大きくなります。隙間が大きくなるとエンジンからのメカノイズ(カタカタとかシャラシャラ音)やエンジン内部のガスの発生原因となります。

それを軽減させるために、大きくなった隙間によく密着しそうなのは、柔らかいオイルと硬いオイルどちらがひっつきそうですか?

そうです!硬いオイルなんです!

「新車のときはこんなにエンジンうるさくなかったと思うんだよな~」って人は少し粘度を上げたオイルを使用してみてください。

例えば[0w-20]が指定オイルなら[5w-30]のように粘度を変えてみると、エンジンの異音の低減や出力の回復にも効果があります。

また、ターボ付き軽自動車やスポーツ走行をする車は高回転を多用する事が多いと思いますので、少し硬めのオイルが良いでしょう。

要約すると

  • 新車時は指定粘度のオイル
  • 走行距離が経過したり(当社では大体3万~5万キロほど走行したら)エンジンのノイズが気になりだしたら指定粘度より少し硬めのオイル
  • ターボ付き軽自動車やスポーツ走行をする車・バイクは新車でも指定粘度より少し固め

このようにおすすめします!

同ランクのオイルであれば少し硬いオイルを使用してもまず燃費は変わりません。それよりも道路状況や天候・クーラーの使用の方がよほど燃費に関わってきます。

逆に燃費を良くしようと指定オイルよりも柔らかいオイルを使用するのは、よほど車両とオイルを熟知していない限りやめたほうが良いでしょう。

想定よりも油膜の強さや油圧が低下して、トラブルを引き起こす可能性があります。

エンジンオイルの交換時期

結構いろいろな意見があってまとまらないのが交換時期の目安です(笑)

説明書は1万キロで交換だったり、欧州車なら最近は3万キロ交換しなくても良いと記載されていたりします。

もちろんこの交換時期を守っていればそうそう故障はしません。

しかし、愛車を長く乗るのであればもう少し早めのオイル交換をおすすめしています。

いろいろなエンジンを見てきたのですが、やはり純正交換サイクルの車と、早めのサイクルの車ではエンジン内部の汚れ方は明確な違いがあります。

壊れはしなくても長く使えば粘度は低下するためノイズや出力低下にも関係がありますし、エンジンオイルは汚れを洗浄できる容量は決まっているため、それだけエンジン内部に汚れは溜まっていきます。

テクニカルステージのおすすめしている交換目安はこちらです!

  • 軽自動車やターボ車・バイクは3千キロ毎or半年毎
  • その他車両は5千キロ毎or半年毎

状況によって変わりますが、大体このような感じです。

また、[高いオイルを長いサイクルで交換]と[安いオイルを短いサイクルで交換]のどちらが良いかでもよく議論になりますが、当社ではそれなりのオイルをそれなりに交換することが一番良いと考えております。

高いオイルは性能が良いでしょうが、やはり容量以上の汚れは吸い取ってくれないため、汚れが飽和してしまうとエンジン内部は汚れてしまいます。

安いオイルは余り汚れを吸わないオイルがあり、そこそこ使用しても見た目がきれいなオイルは、汚れを吸い取っていないため論外です。

ガソリンスタンドや大手量販店で、オイルの汚れを確認してオイル交換を進められることがよくありますが、洗浄性の高いオイルは黒くなりやすいため、実際はまだ使用できる場合も多々あります。

やはり走行距離か使用期間で交換したほうが確実でしょう。

エンジンオイルイメージ

いかがでしたか?今回のお話以外にも化学合成油と鉱物油の違いや、使用添加剤の違いなどエンジンオイルの選び方は様々ですが、まずは粘度とグレードから覚えていくのが一番です。次回オイル交換の参考にしてみてください!

ガソリンスタンドや量販店でオイル交換をおすすめされたら、粘度やグレードの指定をしてみても面白いと思いますよ!

エンジンオイルは少しの気の使い方で車やバイクの寿命を大きく伸ばします。

私達も美味しいご飯を食べると元気が出るように、愛車にも適切なオイルを入れてあげれば元気が出ます!

永く愛車と付き合っていけるようにしていきたいですね♪

 

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