デミオブレーキリフレッシュ!キャリパーOH+ローター&ホース交換♪
すっかりと暖かくなり気持ちのいい季節ですね。こんにちは、テクニカルステージです!
気持ちの良い季節にはやはり気持ちよく走れる愛車に乗りたいものです。
今回はデミオのブレーキに関するご相談です。車両はこちら
お客様がブレーキパッドをディクセルのMタイプに交換したが思ったほど効きが良くなく、ローターとブレーキホースも交換したいと持ち込み交換をご依頼されました。
確かにローターやホースの交換も効果的ですが、お話を聞いているとそこそこの走行距離走っていますが一度もキャリパーのオーバーホール(OH)を行ったことがないとのことでした。
キャリパーは年数や走行距離を重ねると、基本的にピストンの動きは悪くなります。
10の力で踏んでも8の力しかピストンが動かなければブレーキは効きません、ですので踏力に比べて効きが悪く感じる要因にもなるのです。
ローターのみの交換であればフルードのエア抜きは必要ないのですが、ホース交換時はエア抜きが必ず必要ですのでキャリパーOHも同時に作業するほうがおすすめです。
今回は更にリアドラムの点検も行い、ブレーキ関連のトータルリフレッシュを行うことになりました。
まずはドラムの点検から~とホイールシリンダーを確認すると、早速フルードのにじみを確認(^_^;)
ホイールシリンダーもOHとASSY交換2種類修理方法があり、金額と部品の状態で判断しますが、デミオの場合は金額が比較的に安いためASSY交換を行います。シリンダー内部に劣化がある場合は基本ASSY交換です。
サクサク交換してグリスアップとブレーキの調整も行います。次はメインのフロントです。
こちらもキャリパーを取り外し分解してきれいに清掃を行います。今回はピストンはかなり綺麗だったのでそのまま続投して頂きます。
キャリパーもきれいになりました♪この状態であれば指でピストンを戻せるぐらいに軽くなります。
新品のローターとホースもしっかりと取付してブレーキフルードを交換すればすべての作業は完了です。
数キロ試運転しましたが、当たりの付いていない状態でもしっかりとブレーキが効きます。
お客様にも試運転していただきましたが、当初よりも遥かに初期制動が有り乗りやすくなったと大変喜んでいただけました。当たりが付けば更に安心ですね。ご依頼ありがとうございました!
さて、今回のようなブレーキの効きに関してですが、パッドだけで判断しては思ったような結果を得られない場合があります。
例えば街乗りメインの軽自動車等に多いんですが、固着まではいかなくてもピストンの動きがかなり渋い車が結構います。
パッド交換時のピストン戻しで動きの悪い車両をキャリパーOHすると、お客様もびっくりするぐらいブレーキの効きが良くなります。
OHまでの予算がない場合はピストンとシール部に潤滑剤を塗り、何度かピストンを動かすと一時的に改善する場合もあります。(バイクでは揉み出しといいますね)
しかしあくまで一時的ですし、シール類の傷や劣化の原因にもなるのでやはりOHが一番の方法だと思います。
徐々に劣化したブレーキでは効きの低下に気づきにくいものです。安心安全なブレーキの効く愛車に乗れるようにしましょうね。
愛車のお悩みバッチリ解決します!093-980-2210受付時間 10:00-18:00 [ 水・イベント開催日除く ]
お問い合わせ