ラパンSS ブレーキOH&フロア錆止め塗装!+中古車の闇を垣間見る…
中古車業界まだこんな会社あるんかい!と思いました、こんにちはテクニカルステージです!
今回はラパンのブレーキリフレッシュのご依頼だったんですが、令和のこの世の中でいや~なもの見てしまいましたのでご紹介しようと思います。車両はこちら
ラパンSSですね!マニュアル車はかなり貴重な存在になりました。
中古車として購入後点検とブレーキのリフレッシュ&フロア錆止めペイントのご依頼でした。
エンジンルームや下回りも結構汚れており、まずはペイント前の清掃からと洗車機で洗浄ですが、かなりの量の泥汚れが落ちてきます。
なんか泥汚れ多いなと思いながらリアのドラムブレーキを分解すると…
半分ぐらい水没の跡が(^_^;)
この高さであればフロアにぎり届くぐらいですので、室内も水没の可能性があり車両は俗に言う水没車となる場合があります。
お客様に確認を取ると水没車としての告知はなかったとのこと、そのままお返しして販売店に説明を求めるようにおすすめしましたが、購入時からあまり良い対応ではなかったのでそのまま作業を進めてくれとなりました。
フロアまで水没していない場合は水没車としての告知が必要ない場合がありますが、流石にこの状態は説明するべきでしょう。
他の業界に比べて色々と言われることが多い車・バイク業界ですが、こういうところが原因なんですよね。
清掃の一つもせずこの状態でグリスアップするかねほんと…
ちなみに販売会社は前回コペンでお客様がトラブルあった会社でした。
通常のOH部品等しか取り寄せしていないので、急遽ドラムブレーキ内のピンやスプリング類も発注します。
また、ドラムブレーキは浸水を想定していないので、ハブベアリングも予防整備で交換を行います。
まずはフロントブレーキ分解。ハブはまだ大丈夫そう。
キャリパーもきれいに清掃します。
いつものディクセルのセットでリフレッシュ。
このセットの登場でかなりリーズナブルにブレーキリフレッシュできるようになりました。
リアドラムは部品待ちですので先にフロアー塗装します。
これでサビの進行もかなり遅くなるでしょう。
北九州では普通のシャーシブラックでも大丈夫ですが、積雪地方や海の近くの車両は特殊錆止め塗料の方がおすすめです。
次の日に部品がすべて揃ったのでドラムブレーキもOH開始。
清掃とカップKIT交換。
サビの多いパーツ交換、ドラム組み立て。
ベアリングも浸水の可能性が高いので交換。
サビの発生した水没部品たち…
あとはブレーキフルード交換して、試運転したら作業完了。ブレーキ系は完全にリフレッシュできたので安心ですね♪ご依頼ありがとうございました!
さて、今回のラパンですが想定外のトラブルが発生しましたが、しっかりとリフレッシュできお客様も満足していただけました。
テクステでは中古車販売は依頼があった場合ぐらいしかしないので、車両の入手は信頼ある業者に依頼しています。
当社社長がテクステを始める前、だいたい40年ぐらい前の話を聞いたことあるんですが、ここでは書けないような業界であったとの事でした(^_^;)
その風習も少しづつ良くなり、コンプライアンスも重視されるようになってきていると思っておりますが、未だに今回のような出来事に遭遇することがあります。
なるべく早くクリーンな業界になるように努力しなきゃいけませんね!
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