ハーレーオイルにじみ・漏れは早めの対策と修理が重症化を防ぐ!

ハーレーオイル漏れ修理

ハーレーに乗っているお客様で結構多いご相談があります、どもどもテクニカルステージです!

さてそれは何でしょう?とお聞きしたいところですが、結構メジャーですのでさっさと言っちゃいます。

それは[オイルにじみ・オイル漏れ]です!はい、予想通りですかね(笑)

国産車に比べると(旧車除く)ハーレーは現在でも比較的オイルにじみが多い車両です。

「オイルにじみや漏れはオイルが入っている証拠だから大丈夫!」と考える大胆な方もいらっしゃいますが(^_^;)、基本はにじみや漏れは防止したほうが良いのは間違いありません。

オイルが循環する場所は劣化でのオイルにじみが少なからず考えられますが、にじむ箇所によって修理の金額が大きくなることもよくあります。

軽度の症状であればオイル粘度の変更・化学合成油からミネラル(鉱物油)の切り替え・添加剤の使用等を行い、修理費用が比較的少なく済む場合であれば修理してしまうほうがおすすめです。

今回はハーレーのロッカーカバーからのオイルにじみ修理です。車両はこちら

ハーレーオイル漏れ修理

スポーツスターXL883Lです。前回はシートの加工を行っています。

ハーレーオイル漏れ修理

フロントシリンダーのロッカーカバーからオイルにじみがあり、毎回清掃が大変なので修理することになりました。

お客様がフロント側のガスケット類をお持ちだったので今回はにじみが確認できるフロント側だけの交換ですが、実際は前後シリンダーのガスケットを同時交換するほうがおすすめです。

ハーレーオイル漏れ修理

タンクを外しばらしていきます。エンジン内部の作業になるのでゴミや部品の落下に注意しながらの作業です。

ハーレーオイル漏れ修理 ハーレーオイル漏れ修理

取り外したら綺麗に清掃してガスケットを交換して完了です。

ハーレー純正やカスタムパーツ、特にメッキ製品でガスケット当たり面の平面が出ていない部品が結構多いです。

そのためガスケットを交換しても比較的早くにじみが再発する場合がありますので、清掃時によく確認を行いオイルストーンなどで修正することも大切です。

ハーレーオイル漏れ修理 ハーレーオイル漏れ修理

エンジン内部の作業時はオイル交換をおすすめしています。どうしてもホコリ等が考えられますからね♪

ハーレーオイル漏れ修理

作業が完了して納車です。ご依頼ありがとうございました!!

今回はロッカーカバー回りだったので比較的修理は行いやすかったですが、これがヘッドガスケットからのにじみであればエンジンオーバーホールも選択肢に入ってきます。

軽度のにじみであれば最初の方にお話したようにオイル粘度を固くしたりする方法なども有効ですが、対策を怠ると症状はどんどんと悪くなっていきます。

エンジン・ミッション・プライマリーと各部ににじみ・漏れの発生が多い箇所もあり、修理費が高額になる場合も多いです。

問題箇所の対策はその後のメンテナンス・カスタムプランも並行してトータルで考えたほうが最終的な費用も抑えられます。

例えばヘッドガスケットであればオーバーホールまで想定に入れたほうが良いですし、プライマリーのミッション側からのにじみであればクラッチOHやオープンプライマリー化のついでになどなどと考えられます。

ショベルやパンヘッドなどのオイル漏れが多いエンジンに使用されていたガスケットも、現在の品質の良いガスケットに交換するとオイル漏れをかなり軽減させることも可能です。

いろいろな方法や対策がありますので、愛車にあった一番の方法を選ぶことが重要ですね!もちろんテクステもそんなお悩み解決を全力でお手伝い致します( ´∀`)bグッ!

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