信号待ちでの急なエンスト、とてもびっくりすると思います。こんにちはテクニカルステージです。

エンストする原因は多岐にわたりますが、経験上アイドリングを調整するバルブに不具合がある場合が多いです。

今回は信号待ち時にエンスト、その後アイドリングできなくなった車両の修理ご依頼です。車両はこちら

ライフISCV清掃

ホンダ ライフJC1です。

赤信号で減速、停止寸前でそのままストンとエンストし、その後アクセルを踏み込まないとエンジンが始動せず、アイドリングできなくなったとの事でした。

アクセルを軽く踏み込んだままですとエンストしないので、アイドリングをコントロールするバルブの異常が考えられます。

ホンダのライフやゼストに搭載されているP07Aエンジンですが、上記症状が結構多くISCV(IACVだったかも)が原因なことがよくあります。

この部品ですが単品供給がなく、スロットルASSY交換となり修理費も高額になる傾向です。

物理的に故障する場合も多くその場合は交換ですが、バルブにカーボンが溜まり正常に作動していない場合は洗浄で症状が解消する可能性も十分あります。

ライフISCV清掃 ライフISCV清掃

バルブはスロットル横ですのでスロットルごと取り外すほうが早いです。

ライフISCV清掃 ライフISCV清掃

ISCVにカーボンが溜まっているという事はスロットルも汚れているはずですので、どうせならどちらも洗浄してしまいましょう。

ライフISCV清掃ライフISCV清掃 ライフISCV清掃

かなりの汚れが落ちました。洗油も真っ黒です。

洗浄が終われば元通りに組み付けて、スキャンツール等でECUのリセットとアイドリングの学習を行い作業完了です。

アイドリングもかなり安定して調子が良くなりました。

お客様に確認してもらうと、今まで正常だと思っていたアイドリングがかなり不安定だったことが判明、少しずつ調子が悪くなってくるとなかなか気づきにくい症状もあることをご説明しました。ご依頼ありがとうございました!

今回のような急なエンストでの対応ですが、まずはギアをパーキング、またはニュートラルに戻しエンジンの再始動を行います。

この際にパニックになり、ギアがドライブのままだとセルは回らずエンジンがかからないので注意です。

エンジンが始動したらすぐに安全な場所まで移動して、車屋さんや工場さん、JAFやロードサービスを呼びましょう。

年に数回こんなトラブルのレスキューに急行しますが、エンジンが掛からない原因の半分はギアポジションがドライブのままだったりします。

急なトラブルは本当にびっくりしますが、まずは深呼吸でもして落ち着いて対応することが一番大事です。