BMW E92 335i オイル漏れ&水漏れ修理!オイル漏れ放置は水漏れも起こす!
それなりの年代のBMWのオイル漏れ、本当に多いです!こんにちは、テクニカルステージです。
今までも何度かお話していますが、タペットカバー・オイルパン・オイルフィルターブラケット、この三箇所がパッキン劣化からオイル漏れを高確率で起こします。
オイル漏れを放置すると火災の危険ももちろんありますが、その他の部品にもダメージを与えます。
今回は少々大掛かりな修理となった事例をご紹介します。車両はこちら
E92 335iです。
当初は水漏れ修理でのご依頼だったんですが、車両確認するとオイル漏れが激しく、漏れたオイルがクーラントホースにダメージを与えた事による水漏れと判明しました。
そのままホースを交換してもすぐに同じ症状になることが目に見えていますので、オイル漏れの修理も同時に行うことになりました。
オイル漏れ箇所はタペットカバーとオイルパンどちらもかなりの量漏れ出しています。
タペットカバーとオイルパンの場合はウォーターポンプ周りにオイルが垂れるのでその周辺が、フィルターブラケットの場合はアッパーホースとオルタネーターが主にダメージを受けます。
今回の水漏れはウォーターポンプ周辺のホース類が、漏れ出したエンジンオイルで変質して柔らかくなり裂けたことによる水漏れです。
まずは軽く清掃してタペットカバーのパッキン交換です。
直噴ですので取り外すものは非常に多いです。火災にも注意しましょう。
オイル管理は良いようですね♪
パッキンはカチカチに硬化していました。
タペットカバーパッキン交換してあらかた組み直したら今度はオイルパンパッキンとホース交換です。
エンジン吊ってメンバー下げて作業します。
ホースがキャタライザーに当たりどうしても外れません(^_^;)
マフラー一式外してなんとか取り外し。ポンプとサーモをつなぐホースはメンバー下げてたので多少楽に外すことができました。
バンドの締付部から裂けていますね。触ると弾力のないブヨブヨとして状態になっています。
オイルパンを取り外しこちらもパッキン交換を進めます。
取り付けボルトは最終的に角度締めですので再使用不可です。
各部清掃したらオイルパン取り付けて大量に外した部品を片っ端から組み直しです。
各部漏れ点検後次回の水漏れ防止のために、リキモリのラジエターストップリークも予防で入れておきました。
今回のようなホースの漏れには対応が難しいですが、ホースバンド部や接続部からの微細な漏れには効果を発揮します。
漏れもないようでしたのでエンジンルームの本清掃を行いすべての作業は完了です。
これで安心してまた愛車に乗れるようになります。ご依頼ありがとうございました!
今回はBMWのオイル漏れ修理のご依頼でしたが、テクステが「オイル漏れは早く直しましょう!」ってよく言っている意味がわかってもらえたかと思います。
冒頭でもお話したように火災はもちろんのこと、その他の部品へのダメージや劣化促進、話を大きくすれば駐車場の土壌汚染にも繋がります。
オイル漏れを放置すると漏れが漏れを呼び、一体どこから漏れてんのよ?なんて状態になることもあります。
早め早めの対応がトータルコストも安く済む方法なんです。
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