ミニキャブタイベル交換!Wポンプ・シール同時交換で工賃節約!
定期的な交換部品にもいろいろな物が有ることをご存知でしょうか?どもどもテクニカルステージです!
車種やモデルによって使用部品は様々で、車両に合わせたメンテナンスが必要不可欠です。
そんな定期交換部品ですが技術の進歩などによりほかの部品に代替され、現在はあまり使われなくなった部品もあります。
それが[タイミングベルト]です。30~40代の車に乗ったことが有る方なら聞いたことも有ると思います。
平成中期ぐらいまでの車にはエンジン内部にタイミングベルトというゴム部品が使用されていることが多く、このベルトは一般的に走行距離が10万キロでの交換を推奨されています。
車種にもよりますが交換には比較的高めの金額が必要で、10万キロは車の買い替え目安の一つとして考えられていました。
現在の車両ではゴムのベルトから金属のチェーンへと変わり定期的な交換は必要がなくなりました。
しかしタイミングベルトが使用されている車両はまだたくさん走っています。昔は交換が当たり前の部品だったため10万キロ付近になると交換の相談をよくされたのですが、現在はタイミングベルトの存在を知らない方も多く、交換時期に気づかない場合もあります。
タイミングベルトが切れるとエンジン内部が破損し大きな修理費用が必要になります。もしお乗りの車が少し古めでどちらかわからない場合は確認をしてみると良いでしょう。
今回はそんなタイミングベルト交換のご依頼です。車両はこちら
三菱のミニキャブです。仕事の車として永く愛されています。
ところで、タイミングベルトを交換するときは同時に交換することで工賃を節約できる部品が数点あります。
- タイミングベルトテンショナー(これを変えない人はいないと思いますが…)
- ウォーターポンプ(ポンプ交換時はサーモスタットもおすすめ)
- カムシール・クランクシール
- 各種ベルト類
- タペットカバーパッキン(エンジン構造により)
車種によりもちろん違いもありますが、このような部品は一緒に交換をおすすめしています。
特にウォーターポンプやカムシール・クランクシールは交換時にタイミングベルトを外さなければならず、後に不具合が出た場合はまたタイミングベルト取替の工賃が必要になります。
今回はすべての部品を同時交換で行います。
まずはクーラントを抜くところから。ウォーターポンプ未交換の場合は必要ありません。
各種ファン・クーラーベルトを取り外していきます。ベルトは交換時期ですね。
ここでベルトの張り調整に必要なテンショナープーリーも確認、抵抗なく回る場合は問題ありませんが、抵抗感がある場合やゴロゴロとした感触がある場合は交換しましょう。ゴロゴロとした感触が強いため今回は交換します。
プーリ本体を交換すると高いので中のベアリングだけを交換します。
クランクプーリー等部品を外したりしてカバーを外せばやっとタイミングベルトが確認できます。
車種の交換手順に従い取り外しを行います。タイミングベルトは交換手順を間違うとエンジンを破損する可能性がとても高いです。
カムプーリーなども取り外し各種シール類も交換。すでに少しにじみがあります。
ウォーターポンプも交換します。
しっかりと手順を守りタイミングベルトも交換。三菱系はオイルポンプなど少し面倒ですね。特にエボとかバランサーベルトもありますし(笑)
タペットカバーパッキンも交換。かなりゴムが硬化しているのがわかりますね。
サーモスタットや各種ベルト類と外した部品を取り付けてクーラントを入れたらエンジン始動です。
毎回緊張しますがしっかりとエンジンも掛かり、調子よくエンジンも回ります。エンジン音も静かになりますね♪
これで完了です!お仕事の車なのでなるべく永く乗ることがコスト削減にも繋がります。今回もご依頼ありがとうございました!
最近はタイミングベルトの交換もかなり少なくなりました。新しい技術や部品はメンテナンスの面でも有利な場合も多く、最近の車やバイクはメンテナンスフリーな部分もかなり多くなっていて、もちろんタイミングチェーンもその一つです。
しかしタイミングチェーンはエンジンオイル交換の有無で寿命に大きな違いが出ます。
タイミングチェーンは交換を前提とした構造をしていないので、もし交換になった場合はタイミングベルト交換の数倍から数十倍に費用が必要になります。
つまりどんなに優れた部品でも日頃のメンテナンスが一番大切ってことですね( ´∀`)
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