BMW f31 335i 難敵!オイルフィルターブラケットからのオイル漏れ修理!

一気に暑くなりすぎじゃないですかね(^_^;)、こんにちは、テクニカルステージです!
こんなに暑くなると、人間だけでなく車やバイクにもとても負担がかかりますので、しっかりとしたメンテでトラブルを防いでいきましょう♪
さて今回は、欧州車のオーナーさんにとって避けられないトラブルの一つ、エンジンからのオイル漏れを修理します。
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BMWのエンジンの定番トラブルのオイル漏れですが、テクステでも何度も同じような作業を記事にしています。
前回は640iで同じ作業やってますね。
確かに漏れやにじみは高確率で発生しますが、しっかりと点検していれば大事に至ることは少ないです。
さて、当車両の状態ですが…
やはりオイルフィルターが装着されているブラケット周辺にオイルの滲みが見られました。
実は、このオイル滲みは以前からお客様にもお伝えしており、対応を検討中でした。
「パッキンが怪しいので、一度洗浄してオイルにじみの状態を見ていきましょうね」なんてお話はしていたんです。
経過観察でにじみの量が少々多かった事から、修理の予定を調整していた最中でした。
しかし、修理のタイミングがなかなか合わず…そして先日、ついに出先でトラブルが発生してしまったとのこと。
症状は、そのオイル滲みから派生したオイル漏れが原因でアッパーホースが破損、現地近くのお店で応急修理になったそうです。
まさにヒヤリとする経験だったようで、やはり、オイル漏れは放置しておくと他の部品にまで悪影響を及ぼす典型的な例になってしまいましたね。
同じようにBMWでオイル漏れからのホース破損の記事もありますよ。
さて、今回のオイル漏れの原因であるオイルフィルターブラケットのパッキン交換、部品代はそこまで高額ではないのですが作業がちょっとだけ厄介です。
上の記事でも紹介していますが、何が厄介かというと、ブラケットを固定しているボルトの一部がインテークマニホールド(インマニ)の影に隠れてしまっているんですね。
ちょうど赤丸のトルクスボルトがそのボルトです。
そのままでは工具が入らずボルトを緩めることができませんし、無理に緩めても抜くことができません。
そのため、インマニを少しずらす、あるいは浮かせる作業が必要になります。
予算有ればインマニを完全に外し、バルブの清掃やパッキンの交換なんかも視野に入りますね。
さあ、作業に取り掛かりましょう。
まずはエンジン上部のカバー類や、インマニに繋がる配線、ホース類を慎重に外していきます。
そして、インマニを固定しているボルトを緩め、少しずらして問題のボルトにアクセスできるスペースを確保します。
インマニがずれたら、ようやくオイルフィルターブラケットを固定している全てのボルトにアクセスできます。
ボルトを外し、ブラケット本体をエンジンから取り外します。
外してみると、やはりパッキンはカチカチに硬化し、弾力性を失っていました。これではオイル漏れも納得ですね。
また、オイル滲みの汚れもかなり付いています。
きれいに清掃しときましょう。
パッキンはさすがゴム(笑)といった弾力。
エンジンブロック側の接触面や、ブラケット側の清掃を丁寧に行い、新しいパッキンを正確に取り付けます。
すべての組み付けが完了したら、エンジンオイルを規定量補充し、まずはオイル汚れの清掃を行いその後エンジン始動です♪
アイドリングで数分間放置し、オイルフィルターブラケット周辺からオイル漏れがないか、入念にチェックします。
オイルが温まって圧力がかかった状態でも漏れがないことを確認できたら、作業完了です!
これでまた安心してBMWに乗ることが出来ますね。ご依頼ありがとうございました!
さて、今回のBMW 335iのオイルフィルターブラケットからのオイル漏れ修理、無事完了です。
インマニをずらすという一手間はありましたが、これで当分フィルターブラケット部の心配はないでしょう。
そして、今回の件は「オイル漏れ」という軽微な症状が、放っておくことで「ホース破損」という大きなトラブルに繋がるという、早期発見・早期修理の重要性を改めて教えてくれる事例となりました。
前回(E92の方ですね)の記事のリンク内でもお話していますが、「オイル漏れは早く直しましょう!」ってこういうことなんですよね。
欧州車、特にBMWでは、ゴムやプラスチック部品の経年劣化によるオイル漏れはメジャーなトラブルです。
エンジンルームの定期的な点検や、少しでもオイルの滲みを発見した際は、ぜひお早めにご相談ください!お客様の大切な愛車を、これからもサポートさせていただきます。
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