車のエアコンが臭い!効果的な対応と対策は?キャリーフィルター装着!
エアコンから出てくる風が臭い!そんなお悩みはありませんか?どもどもこんにちはテクニカルステージです!
前回もエアコンのお話でしたが、今回もエアコンのお話です。2連発でいきますぜ!
さてさて、エアコンの異臭の原因ですが基本的にホコリや汚れがエアコンシステムの中にたまっていることが原因です。
最近の車種の殆どが最初からエアコンフィルターが装着されているので、そのフィルターを定期的に交換すれば匂いに悩まされることは少なくなります。
しかし、フィルターの交換を怠ったりフィルターがない車両等は、エバポレーターという部品にホコリが付着して匂いが取れなくなり風量も落ちてしまいます。
このエバポレーターはダッシュボードの一番奥に設置されている部品ですので、殆どの車両は簡単に洗浄をおこなうことができず洗浄するだけでも10万円を超えるような予算が必要になります。
使用環境にもよりますが少なくとも一年に一度、長くても車検ごとにフィルター交換を行うことをおすすめします。花粉症にも効果的ですしね♪
さてここで問題が一つ、最初からエアコンフィルターが装着されていない車両はどうすればよいか…ですね。
構造的にエアコンフィルターが取り付けできない車種は難しいですが、実は後付で装着できる車種って意外と多いんです。
特に軽自動車であればエアコンシステムが流用されている車種も多く、軽トラックなどでも軽ワゴンのフィルターが流用できたりします。
今回はそんなエアコンが臭いとお悩みの車両のご依頼です。車両はこちら
スズキ キャリーです。今やダイハツ ハイゼットと軽トラの人気を二分している人気車種ですね!昔はホンダのアクティもよく走ってたのに最近はこの二車種をよく見ます。
当車両はエアコンフィルターが最初から装着されておらず、後付設定も確認が取れませんでした。このように…
蓋がされています。しかしフィルター用に爪もありますのでワゴンRなどのフィルターが流用できます。
同じ車種で爪がない場合でも爪の部分にビスで共締してあげれば装着は可能でしょう。
というわけで、エアコンフィルターとエアコンフィルター装着車用のフィルターカバーを用意して加工します。
フィルターが装着できるようにカッターでカットします。加工しやすいようにこの形にプラの部分が薄くなっているので簡単です。
この後はフィルターを取り付けしてカバーをつければ完了ですが、このままではエバポレーターに付着した汚れで匂いはそのままです。
先程のカットしたところからエバポレーターを覗くと、ホコリやゴミが付着していることがわかりますね。
スズキの同年代ぐらいの軽自動車はこのようにフィルター横にエバポレーターがあり、比較的清掃が行いやすいので簡易的な清掃を行います。
エアー洗浄で綺麗に汚れを流していきますが、エアー圧が強すぎると水濡れ厳禁なところまで洗剤が飛ぶ可能性があるので気をつけましょう。タバコなどのヤニ汚れはしつこいので念入りに!
エアコンから排水される水はこんなに汚れています。臭いのもわかりますね(;´∀`)
少し分かりにくいですがかなり綺麗になったでしょう?この状態でエアコンを作動させると嫌な匂いはほぼなくなりました。
フィルターを取り付けカバーをして完了です!お客様も嫌な匂いは感じなくなったと喜んでいただけました。ご依頼ありがとうございました!
今回は大量のホコリが付着する前でしたので簡易的な洗浄でも効果的でしたが、これがフィンも見えないぐらいにホコリが溜まっていた場合は分解と清掃が必要になります。
長く放置すればするほどホコリやゴミはたまっていきます。フィルター交換をした覚えがない場合やフィルターがついてない場合は早めに対処してみてはいかがですか?
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