カプチーノ 容量UP！高出力オルタネーターでバッテリー上がり予防！

壊れてはいないけどだいぶお疲れ、そんな部品もリフレッシュしてあげましょう♪こんにちは、テクニカルステージです！

秋から冬にかけては気温も低く日が落ちるのも早いので、バッテリーには厳しい季節が続きます。

車やバイクは基本的に充電と放電を繰り返しており、車両に異常がない場合、充電量＜使用電気量とバランスが崩れることでバッテリー上がりを引き起こします。

今回はスズキカプチーノの充電に関するご依頼をお受けしています。車両はこちら

冬の間に頻繁にバッテリーが弱くなるので、オルタネーターの強化を行いたいとのご依頼です。

当お客様はDIYが趣味で、車両にも様々な電装品が使用されており、オルタネーターの劣化も伴い先程の[充電量＜使用電気量]のバランスがくずれたのではないかと考えます。

まずは電圧確認。通常のアイドリング時はしっかりと電圧が上がっています。

しかし、HIDのロービームを点灯した時点で12.5V付近まで低下

ハイビーム点灯時はついに12Vを下回ってしまいました。これにエアコンや熱線を使用すると更に電圧は低下します。

走行中はエンジン回転上昇に伴い充電電圧も上がりますが、これではライト点灯が早い冬のこの時期に充電が追いつかず、バッテリーが弱くなってしまうわけですね。

カプチーノでは元々電装品等多く使用するとオルタネーターの容量が不足しがちのようで、ワゴンR等のオルタネーターを使用した流用チューニングも盛んです。

今回は走行距離・年式を考え、流用中古を使用するのではなく、社外強化品を使用して容量アップを行います。

まずは取外し。結構ブログ等に書かれてるので詳細いらないですよね(^_^;)

今回はARDの65A高出力オルターネーターを使用。通常のリビルト品よりちょい高いぐらいですので、保証も考えると流用よりも良いかと思います。

取り付け完了！アルミプーリー良いですね♪チューニング感がしっかり出ています。

さて、効果の程はということで電圧の確認です。

アイドリングの電圧から～

ロービーム点灯、ほとんど電圧の降下もなくなりました。

ハイビーム＋エアコン等使用でも12V後半までしか下がりませんので、充電量はかなり向上したと確認できます。

後はバッテリーをしっかり充電して作業完了、ご依頼ありがとうございました！

さて、バッテリーのトラブルが多いこの時期のオルタネーター交換の記事でした。

ライト点灯が早くなり、各電気消費量の多くなるこの季節ですが、オルタネーターが完全に壊れていなくても、劣化で充電電流が低下し容量不足になる事例があることが確認できたかと思います。

元々オルタネーターに余裕のある車両であれば問題有りませんが、カプチーノのような余裕のない車では要注意です。

定期的にバッテリー交換をしているのに、寒くなるとバッテリーが弱るって感じる方はオルタネーターがお疲れかもしれません。

電装品の後付等している方は、オルタネーター交換の際に強化品を選ぶのも良い選択肢だと思います♪