ムーヴコンテ 通勤中に水温警告灯点灯!クーラント漏れでラジエター交換

走行中に突然チェックランプ(水温警告灯)が点灯したら焦りますよね。こんにちは、テクニカルステージです!
今回は通勤途中にトラブルが発生し、急きょ引き取りに向かった車両をご紹介します。車両はこちら

ダイハツ・ムーヴコンテです。(搬送後ですが)
通勤中にチェックランプが点灯し、同時にエアコンも効かなくなったとのこと。幸い近くにコンビニがあったため、すぐに駐車場へ退避して連絡をいただきました。
そのまま走り続けるとエンジンへ大きなダメージが及ぶ可能性もあるため、今回は現地まで引き取りに行きました。
現地ではクーラント独特の甘い香りが漂っており、簡単に確認しただけでもラジエターからの漏れが疑われる状態でしたので、テクステへ搬送して詳しく点検していきます。

車両を確認すると、フロント部分にはクーラントが漏れて乾いた跡が残っていました。
クーラントはエンジンの熱をラジエターへ運び、適正な温度を保つための大切な液体です。漏れて量が減ると冷却ができなくなり、オーバーヒートにつながります。
エアコンが効かなくなったのも、クーラント漏れによる水温上昇が関係していた可能性があります。
ランプの点灯とエアコンの停止が同時に起きた場合は、無理に走らず安全な場所へ停車することが大切ですね。

漏れている場所を確認するため、フロントバンパーを取り外していきます。
ムーヴコンテのラジエターは車両前方にあり、エアコンのコンデンサーなどと重なるように取り付けられています。

少し見づらいですが、原因はラジエター上部にある樹脂製アッパータンクのクラック(赤丸部分)でした。
アッパータンクや、まれにロアータンクに亀裂が入ると、冷却系統に圧力がかかった際にクーラントが噴き出します。漏れた跡が周辺へ広がっており、ラジエター本体の交換が必要な状態です。
金属部分が無事でも、年数や熱の影響を受ける樹脂製タンクが劣化して漏れ始めることがあります。小さなクラックでも、温度と圧力が上がれば短時間でクーラントが減ってしまうので油断できません。

車両からラジエターを取り外しました。
電動ファンやホースなども組み合わさっているため、周辺部品を順番に外しながら作業を進めます。

今回交換する部品です。今までお疲れさまでした。

交換にはKOYO製の新品ラジエターを使用します。
冷却系統の中心となる部品ですので、適合を確認して信頼できるメーカー製を使用します。きれいなアッパータンクとフィンを見ると安心感がありますね♪

取り外した電動ファンや新品ラジエターホースなどを確認し、新しいラジエターへ組み付けていきます。
単体ではすっきり見えるラジエターですが、周辺部品が付くと一つの大きなユニットになります。

組み上げたラジエターを車両へ取り付けました。
ホースや配線、取り外した部品を元へ戻し、接続部分に緩みやずれがないことを確認します。

取り付け後は新しいクーラントを注入し、冷却系統に残った空気を抜いていきます。
クーラントを入れただけでは内部に空気が残ることがあるため、エンジンを始動して水温や電動ファンの作動を確認しながら、しっかりエア抜きを行います。
最後にクーラント漏れがないことやエアコンの作動、走行状態などを確認して作業完了です。大きなエンジントラブルへつながる前に修理できてよかったですね。ご依頼ありがとうございました!
さて、今回はアッパータンクのクラックによるクーラント漏れでした。
走行中に警告灯が点灯した、エアコンが突然効かなくなった、甘いにおいがする、車の下に色の付いた液体が落ちているといった症状は、冷却系統の異常が関係している場合があります。
水温が高い状態でラジエターキャップを開けるのは危険です。異常を感じたときは無理に走行せず、安全な場所へ停車してJAFやロードサービス、お付き合いのあるお店にすぐにお電話を!
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