ベンツ W212 E350 オイル漏れの出どころは?ターボ入口のパッキン交換!

W212タービンパッキン交換

自宅や職場の駐車スペースにオイルの汚れを見つけた場合は、早めの確認をおすすめします。こんにちは、テクニカルステージです!

今回は、オイルパン付近の汚れを調べていくと、エンジン上部に原因があった車両をご紹介します。車両はこちら

W212タービンパッキン交換

メルセデス・ベンツのW212 E350です。

自宅駐車場にオイル漏れと思われる汚れがあり、アンダーカバーにはオイルだまり、オイルパンには液体が伝ってきたような汚れが残っていました。

オイルパン付近が汚れていると、まずはその周辺を疑いますが、触ってみると意外とさらさらしています。

普段見るエンジンオイルの汚れとは少し違う感じ…。

ディーゼルの場合、使用中に軽油が混入してエンジンオイルがさらさらになることもありますが、今回はブローバイ系統から来ているのでは?と考え、上側も確認していきます。

W212タービンパッキン交換 W212タービンパッキン交換

エンジン上部にあるターボと、そこへ空気を送る吸気ダクトの周辺を調べると、接続部分にオイルのにじみがありました。

ここに少々の水をたらすと、オイル汚れと全く同じ位置に流れてきました。

ここから漏れたものが下へ伝わり、オイルパン付近まで汚していたようです。

ブローバイガスは、燃焼ガスの一部がピストンリングのすき間からエンジン内部へ抜けたものです。吸気側へ戻される際に、細かなオイルの粒も一緒に運ばれるため、吸気配管の中に油分が付くことがあります。

今回は、その油分が接続部のパッキンから外へにじみ出ていました。

W212タービンパッキン交換

用意したのはこちらのパッキンです。

大きいものは吸気ダクトとターボの入口をつなぐ部分、小さいものはブローバイホースの接続部分に使用します。

「ターボのパッキン」と聞くと大がかりな修理を想像しますが、今回は入口側の接続部を整備する作業ですので、タービンの脱着等は必要ありません。

W212タービンパッキン交換

吸気ダクトを取り外すと、ターボの入口が見えてきました。

入口付近や、その下にも油分が付いていますね。下側の汚れだけを見ていたら、漏れの出どころを見誤るところです(^_^;)

W212タービンパッキン交換 W212タービンパッキン交換

取り外したダクトの接続部にも、オイル汚れが広がっています。

内側に付いていた油分が外側まで回っており、パッキン周辺が湿った状態になっていました。

汚れがある場所と、実際に漏れ始めた場所が同じとは限りません。今回は手触りも手がかりに、汚れを上へたどって原因を確認できました。

W212タービンパッキン交換

接続部分をきれいにし、新しいパッキンへ交換して組み戻します。

パッキンがずれたり、挟まったりしないように収め、ダクトを接続していきます。

小さな部品ですが、こうした接続部をしっかり密閉する大切な役目がありますね。

W212タービンパッキン交換

こちらが取り外したパッキンです。結構汚れているのが分かりますね。

そこまで硬化した感触はなかったのですが、密閉できなくなっていたのでしょう。

ターボ入口とブローバイホース接続部のパッキンを交換し、エンジンルーム清掃で今回の作業は完了です。ご依頼ありがとうございました!

さて、今回は自宅駐車場のオイル汚れから見つかった、吸気系統のオイルにじみでした。

漏れたものは部品や配管を伝って広がるため、汚れている場所だけでは原因を決められません。

愛車の下に染みがある、エンジン周辺が湿っているなど、気になる変化があれば早めの点検をおすすめしています。

漏れの出どころを確認し、必要な部分を整備すれば、愛車とも永く付き合っていけますよ♪

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