こんにちはテクニカルステージです!車やバイクには排気量の違いで中型や大型、と免許の区分が異なり、250cc以下の排気量のバイクには車検がないことをもちろんご存知ですよね?

バイク自体も小さめで取り回しがしやすく車検がないためコストが安く抑えられる為、はじめてのバイクや通勤通学用にとても人気があります。

また、125cc以下であれば自家用車の任意保険にファミリーバイク特約を追加することで、任意保険も一本化することが出来るため更にランニングコストを抑えることが出来ます。

しかし車検がないからといって整備をしなくても良いわけではなく、適切な整備を行わないと車両の寿命もドンドンと縮んでいきますし、乗車する人にも大変危険な状態が続いてしまいます。

車検がある車両は定期的な点検を行うため、大きなトラブルはそれなりに早期発見出来ることが多いですが、車検がない車両は点検をするきっかけに乏しく、整備が後回しになることが多いです。

少なくとも半年に一度はオイルや空気圧の点検を行い、二年に一度はしっかりとした整備を行ったほうが安心してバイクに乗れると思います。

今回はヤマハ マグザムのブレーキフルード交換のご依頼です。車両はこちら

マグザムフルード交換

大雨の中急遽来店され、ブレーキの感触がおかしくブレーキフルードが入っていないようなので点検をお願いしたいとのご依頼でした。

マグザムフルード交換

確かにフルードの点検口は真っ黒でフルードが入っているかわかりません。

しかしこの状態はフルードが無いのではなく…

マグザムフルード交換

ブレーキフルードが劣化してヘドロ状に変化している状態です。

エンジンオイルを交換する事の重要性をご存知の方は大勢いらっしゃいますが、ブレーキにもオイル(正確にはフルード)が使用されており交換が必要な事をご存知の方は極端に少なくなります。

車と違いバイクはフルードの使用量が少なく比較的早めにフルードが劣化し、この様なフルードの状態ですとブレーキタッチの変化やブレーキの効きの低下、マスターシリンダーからのフルード漏れの誘発などなどいろいろな不具合を起こします。

当お客様もブレーキフルードの交換はした事がなく、今回のテクステの説明で重要性を認識していただいたようです。

マグザムフルード交換

フロント、リア共にブレーキフルードを交換していきます。

あまりにも長い間ヘドロ状のフルードを使用していると、ブレーキ部品のマスターシリンダーのゴムが劣化し、余計な修理費が必要となります。

今回は交換後タッチ等正常に戻ったためギリギリセーフだったようです。

マグザムフルード交換

マスターシリンダーのフタやパッキンも清掃します。お湯で洗うとキレイになりますよ。

マグザムフルード交換

タンク部を清掃し新しいフルードを入れた状態はここまで透明になります。とても汚れていたことがわかっていただけたでしょうか?

マグザムフルード交換

抜いたフルードもここまで汚れています。いつもより少し多めにエア抜きを行い、完了です!

ブレーキのタッチも元に戻り満足していただけました。ご依頼ありがとうございました!

さて、如何だったでしょうか?車検のない車両ほど日頃の整備がおろそかになりやすい傾向です。また交換が必要な部品等を正確に把握してない場合も多々あります。

例えば50ccのスクーターにはエンジンオイル以外にギアオイルも使用されています。こまめに交換が必要なオイルではありませんが、劣化したまま使用を続けると最悪の場合後輪がロックし転倒の危険性があります。

このギアオイル交換の重要性などは自分で整備を行わない方はほとんど知りません。

車検がない車両の場合でも、整備不良が起因で事故やトラブルを起こした場合は重い罰則が課せられる可能性もありますす。

やはり定期的な点検を心がけ、安心安全な車両に乗っていただきたいと思います。