マグザムトライク オーバーヒート！原因特定とメンテナンス実施！

今年一年お世話になりました！！ども、テクニカルステージです！

今日で2022年最後の更新&営業日です。本年もたくさんのご依頼ありがとうございました。

さて今年最後の更新ですが、少し前のトライク修理のご依頼を記事にしようかと思います。車両はこちら

マグザムトライクですね、福岡市まで引き取りに行ってきました。

走行中にオーバーヒート、点検も長い間行っていないのでトータルで整備をお願いしたいとのご依頼です。

ラジエターキャップを開けるとサビでドロドロになっています。かなり長い期間クーラントの交換は行われてないようです。

油分も少しあるのでもしかしたらヘッドガスケットが抜けているかも(^_^;)

エンジンオイルはクーラントが混ざって乳化した状態でした。

ガスケット交換も念頭に入れつつ、まずは水回りの清掃から始めることに。

水路の洗浄です。ラジエターホースにもコーキングされているので水漏れしていたのかな？

サーモスタットやホースは交換。ウォーターポンプ部も清掃します。

これで漏れが直ればいいのですが、クーラントを入れて水温を上げると冷えた後に少しだけ減る状況です。

やはり何処かからエンジン内にクーラントが漏れているようです。

エンジンは現状調子良さそうですのでヘッドガスケット抜けでは無さそう…そういえばウォーターポンプ部かなり腐食していたな。

ということでウォーターポンプからの水漏れを疑い、ジェネレーターカバーを外すとビンゴ！水漏れ発見です♪

原因がわかれば後は修理だけ。

分解や清掃を行い新品部品を組み込んでいきます。

ジェネレーターコイルもかなり傷んでるので交換。悪いところはすべて修理しておきたいとのご要望です。

作業完了しクーラントの漏れチェック、無事エア抜き後のクーラント減りはなくなりました。さてお次は同時にご依頼された基本のメンテナンスです。

エアーエレメントの交換やドライブベルト周りの点検。ベルトは交換されてそんなに経ってないですね。

ギアオイルももちろん交換。トライクはギアオイルに過酷な環境ですのでこまめな交換が必要です。

これですべての作業が完了。エンジンの大きな故障でなくて良かったです。ご依頼ありがとうございました！

今回はトライクの修理ご依頼の記事でしたがいかがだったでしょうか？

まあトライクと言っても修理内容は普通のマグザムとほぼ変わりはありませんが（笑）

最近ではかなり遠方の方からもご相談いただいたりするのですが、（この前は愛知の方からご相談が…）どうしてもある一定の距離をすぎると、引き取りや輸送等で多くの金額がかかる可能性があります。

保険の特約等うまく使える場合もありますので、お近くに修理できるお店がない場合はお力になりますよ♪

さてさて、これで今年最後の記事もおしまいです。

2022年最後までお付き合いいただきありがとうございました！2023年も皆様のご要望に答えていけるように頑張ります。

それでは良いお年を♪