インプGDBブレンボキャリパーOH&パッド・ローターリフレッシュ!
走る・曲がる・止まる、車やバイクで一番大切なことですね!ども♪テクニカルステージです!!
今回はその[止まる]に関してのお話になります。
車やバイクを止めるための装置がブレーキなのはもちろんご存知ですよね?
多くの車両に利用されている油圧ブレーキシステムは様々な部品で構成されており、ペダルを動かすとマスタシリンダーからキャリパーに油圧がかかりパスカルの原理によりキャリパーのピストンが…と難しい話になってきます。
今回はそんな難しい話ではなく、ブレーキシステムはトータルで考えないとだめですよ!って話でございます。車両はこちら
スバル インプレッサGDBです。前回はO2センサーの交換などを行っています。
前回のご依頼からお話をしていたのですが、とにかくブレーキの効きが悪い状況でした。
ローターが均等に当たっていないために効きが悪く、キャリパーのピストンも固着まではしていませんがかなり動きが渋くなっています。
そのためペダルタッチは硬いがブレーキは効かないという状態です。
また、エボやインプに多い純正ブレンボブレーキ踏込時の「ギ~ギ~」と鳴く異音も発生しています。
もともとは長期間乗っていない時期があったとの事で、その間にピストン固着+ローターサビからの当たり面不良になったのではと考えられます。
このままではせっかくのハイパフォーマンスも活かすことができないので、トータルでのリフレッシュを行います。
今回のような場合はパッドとローターを交換するだけではなく、後にキャリパー片効きなどを起こさないためにもキャリパーオーバーホール(OH)もおすすめします。
テクステではブレンボ等の特殊キャリパーのOHもお引き受けしていますよ!
まずはパッドなどを取り外しキャリパー本体を取り外します。
次にローターなども取り外しハブの清掃やサイドブレーキ(パーキング)のグリスアップなども行いましょう。
取り外したローターの裏側にはサビからの小さい穴が発生しており、きれいにパッドが当たっていないことが分かります。
すべてのキャリパーを取り外したら洗浄していきます。
ピンなどもしっかりと。右側が清掃後の部品ですね。
動きはかなり渋い状態でしたがピストンはまだまだきれいです。
腐食が発生している場合は交換になりますが、ブレンボなどは特殊加工されていることなどもあり耐久性は高めです。
シールやダストブーツも目立った痛みは少なかったのですが、新品よりも硬化しています。
新品のシールで組み込みOHは完了です。
OH直後はグリスアップなどの効果もあり、ピストンの動きは手で動くほどとてもスムーズです。
今回はディクセルのブレーキパッドタイプMとブレーキローターPDを使用します。
タイプMはスポーツパッドでもダスト低減をメインに考えられており、ホイールが汚れにくいところが魅力的ですね。
街乗りメインの方にはおすすめしているパッドです。
すべての部品を取り付けて、サイドブレーキの調整やブレーキフルードのエア抜き交換を行い(ついでにクラッチも)すべての作業完了です。
試運転時は新品のパッドとローターにも関わらず、元の状態よりも遥かにブレーキの効きがよくキャリパーからの異音もなくなりました。
慣らしが終わり当たり面が適正になれば更に効きが良くなるでしょう。ご依頼ありがとうございました!
さて、今回はブレンボのキャリパーオーバーホールを伴うパッド、ローター交換でした。
消耗品としてのパッドやローター交換はよく行われていますが、キャリパーOHまではおこなっていない車両も多いです。
そこそこの年数の車両はパッド・ローター交換だけではなく、ピストンの状態やダストブーツの痛みも確認しつつキャリパーOHも考えてみてはいかがでしょう?
キャリパーが調子悪いとどんなに良いパッドやローターでも100%の性能を発揮できませんしね♪
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