エンジンがかかりにくい…加速も悪い…燃料系?シグナスX修理!
バイクでも車でも、もちろん人間でも!燃料がないと動きません♪こんにちはテクニカルステージです~!
人間の体は食べ物を食べ過ぎたり、逆に少なすぎたりした場合に調子が悪くなったり病気の原因になったりします。
それはバイクや車にも共通することで、燃料が多ければプラグのかぶりやセンサー類の故障を引き起こしますし、少なすぎればエンジンがかからなかったり高回転時のエンジンブローの原因にもなりえます。
今回はそんな燃料系の異常が見つかったヤマハ シグナスXの修理ご依頼です。車両はこちら
元々は数年前にお客様が譲り受けたバイクでしたが、調子が悪くキャブのOH等テクステで修理しています。
修理後は快調に走っていたようですが、最近はまた調子が悪くなりエンジンがかかりにくく、かかっても加速が悪い症状が出ているようです。
前回にキャブ関係は修理と調整を行っている為そのほかが原因だと思われます。症状からかなり燃料が薄めではないかと予想します。
スクーターやフルカウルのバイクはパネルをバラすのが大変ですね(^_^;)
エアクリーナーやスパークプラグなどの消耗品は交換します。バッテリーもセルをかなり回してますので新品に交換します。
点火やキャブ内部も特に異常なし。となればキャブよりも前の燃料ポンプや燃料フィルターが怪しいです。
フィルターは特に異常なしでゴミも詰まっていませんが、燃料ポンプの動きが悪く燃料の吐出がとても悪いことが判明!ダイヤフラムが破れているのでしょう。
原因はほぼここであると考え交換します。しかしこのポンプ社外品や互換品がなく高い…インジェクション車のポンプならいっぱいあるんですがねぇ(;´Д`)ついでにフィルターも交換しますよ!
新品のパーツを取り付け。ホースの接続位置さえ間違えなければ簡単です。火気厳禁!
約2万キロほどでの交換になりました。定期的に乗っていればもう少し長持ちしたかもしれませんが、乗る期間が不定期な場合は寿命も短くなる傾向ですね。
バラバラにしたカウル類を元に戻し試運転をすると絶好調に!エンジン始動もセル一発です!
お客様にも運転していただきパワー感が戻ってきたことを実感していただけました。ご依頼ありがとうございました!
今回は燃料系の修理でしたが同様の症状の原因が点火系なこともよくあります。
エンジンには良い燃料と良い点火が必須ですが、徐々に調子が落ちてくる場合は不具合に気が付きにくい事も多いです。
基本のメンテナンスを行っても最近パワーがなくなったと感じる場合は、燃料系や点火系も疑ってみると良いでしょう。
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