ガソリン臭い原因は燃料コックかも…ラビットスクーター修理!

ラビットスクーター修理

ご無沙汰しております。テクニカルステージです。

いろいろととやってますの更新が遅くなって申し訳ございません(^_^;)

なるべく定期的に更新するようにしておりますが、作業が立て込んでいた場合に不定期になる場合もありますので、そのときには長い目で見ていただければ幸いです。サボっては…ないです。

さて今回はスバルが過去に富士産業(富士工業時代より前)時代に製造されていたスクーターの修理依頼です。車両はこちら

ラビットスクーター修理

ラビットスクーターというバイクで第二次世界大戦後に製造を開始されたモデルだそうです。ちなみにwiki情報では1968年に生産終了とのことなので最終型でも52年前のバイクなんですね。

ぶっちゃけ初めて存在を知ったバイクなのですが、愛好家さんも多い車両で未だにアフターの補修パーツ販売や情報の交換等も活発に行われています。

お客様はガソリンの匂いから燃料コックのガソリン漏れを発見し、修理のご依頼をいただきました。

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サイドカバーを外すとすぐにコックを発見。確かにガソリンを流すと漏れが確認できました。

まるごと交換が早いだろうと部品を探してみましたがここで少し問題が発生、どうも燃料コックが純正品ではないみたいです。

外装の形状でS301モデルかと思われますが、パーツ販売しているショップさんなどの画像と見比べてもコックの形状が違います。

その他のモデルとも見比べてみましたが同形状のコックは発見できませんでした。

純正タイプに戻すにしてもタンクに加工が必要になる可能性も考え、今回はコックのオーバーホールで修理することにしました。

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各パッキンが劣化しているのが燃料漏れの主原因ですね。

同サイズのパッキンを色々と探しているとホンダの純正部品に似たようなサイズを発見、取り寄せてみるとぴったりでした。

漏れも止まり修理は完了。同時に依頼されていたライト修理も行います。

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ラビットのヘッドライトは電球とレンズが一体化のシールドビーム方式ですので、切れるとレンズごと交換しか方法がありません。

そして新しいライトも手に入りませんので加工して使用できるようにしちゃいましょう。

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手に入りやすいスクーターのバルブを用意しまして

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発光部を撤去して整えます。

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バルブと配線をハンダで固定すれば完了です!ハンダは温めるとかんたんに剥がせるのでまた切れても直ぐに修理できます。

バルブの台座やカプラーなんかを用意できれば次回からハンダも不要になりますね。

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純正よりも明るくなりました。H4を使用することも考えたのですが、車両に対して消費電力が心配でしたので見送りました。

これでまた快適に乗れますね!ご依頼ありがとうございました!!

今回ご依頼のラビットスクーターは初めて扱う車両でしたので、情報収集や部品の取り寄せで少し大変でしたが楽しいお仕事でした。

テクステではどちらかというと最新の車両より永く大切に乗られている車両のご依頼が多い傾向ですが、その中でもダントツに古い車両で良い勉強にもなりました。

これからも永く乗っていただきたいですね♪

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