BMW 640i エアコンの風が出ない?ファン駆動のブロアモーターが原因かも

BMWエアコン修理

ども、テクニカルステージです!

最近ブログでもしょっちゅう暑さについてお話しておりますが、この時期のエアコン故障は命の危険もあり本当に困る事例です。

エアコンユニットは様々な部品で構成されているので、症状をしっかりと確認して的確な故障診断が求められます。

前回はホンダ エレメントのエアコンコンプレッサー交換の記事を掲載しましたが、今回はBMWのエアコン修理依頼です。車両はこちら

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前回はパッキン交換を行っています。いつもありがとうございます!

症状としては炎天下の駐車後にエアコンの風がすぐ出なくなり、全く冷やすことができなくなるとの事でした。

日影等の箇所での駐車時は症状が出にくく、通常のようにエアコンが使用できるそうです。

今回の症状では送風が全くなくなるとのことですので、エアコンの冷気・暖気を送るブロアモーターが一番怪しい部品となります。

スキャンツールで確認をしてみると[ブロアモーターの抵抗大]のようなエラーを記録しており、モーターの抵抗を車両が感知後症状悪化を防ぐために、意図的にブロアモーターを停止させている事が考えられます。

原因が特定できたのでブロアモーターの交換と、モーター劣化により負荷がかかっていると考えられるブロアレジスターの交換を行うことになりました。

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当モデルのBMWはエンジンルームの助手席側にブロアモーターが装着されているので、比較的簡単に交換が可能です。

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取り外したユニット一式。

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分解と清掃を行い交換部品を取り替えます。今回使用するのは社外優良品です。

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ブロアレジスター

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こっちは新品のブロアモーターです。取り外したモーターと新品モーターで回転する際の抵抗がだいぶ違います。

止まらなかったしても近いうちに異音が出ていたかもしれませんね。

すべて交換が終わったら試運転してスキャンツールのエラー確認して作業完了。とても冷たい風が勢いよく出ています。

これで今年の夏も涼しく過ごせそうです。ご依頼ありがとうございました!

さて、今回はエアコン修理のご依頼でしたが、部品交換を伴う修理の際に純正品と社外品のどっちを選ぶとよいかよくご相談されます。

欧州車の場合純正品はまず高額でそこそこ故障も多いですし、社外品でもメーカーやロットで品質の差が大きいです。

テクステでは金額差も考え、できるだけ有名メーカーまたは保証付きの部品を選ぶようにおすすめしています。

特に、交換が大掛かりになりそうな箇所の部品は純正か有名メーカー品が無難です。

今回の部品も純正と比べると半値以下ですし、比較的交換が短時間ですむので保証付きの社外優良品を選択しました。

純正・社外品・中古品等上手に選んで修理を行うと良いでしょう♪

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