スカイウェイブ トライク車充電不良修理と駆動系メンテナンス!
特殊車両の修理ご依頼も増えてきています。ども、テクニカルステージです!
特にトライク関係は修理を断れることが多いとの事で、記事にはしていないのですがご依頼もかなり多くなってきています。
お問い合わせいただく方の殆どが、前回投稿しているスカイウェイブの記事をご覧になってご連絡いただいているようです。
今回も同車両のご依頼の修理記事をご紹介しようかと思います。車両はこちら
前回の充電不良ではステーターコイルが原因でしたが再度充電不良が発生し、バッテリーあがりを起こす状況と、発進時のジャダーがかなり激しくなってきた為修理をご依頼されました。
上記の記事でもご説明しておりますが、バイク関連の充電不良はステーターコイルとレギュレーターのパンクがほとんどです。
すでにステーターコイルは交換済みのため、レギュレーターが原因である可能性が非常に高くなります。
フロントカウル等を取り外してレギュレーター取り出します。この時点ですでに電子部品がショートした焦げ臭い匂いが漂います。
予想的中、完全にショートしてます。形状や品番から中華製の安物が使用されているようですね。
中華製品、一昔前に比べて使える商品もかなり多くなったので全て悪いと言いませんが、やはり信頼度は落ちる傾向にあります。
テクステでも予算の関係で中華部品を使用する場合もありますが、電装部品系はなるべく純正か同等品を使用するようにしています。
今回は純正新品を取り付けします。
元に組んで充電していることが確認できたら次は駆動系の点検に進みます。
トライク化されているのでフレーム等取り外し、ベルトや遠心クラッチを取り外します。
クラッチシューはほとんど摩材が残っておらず、そのためジャダーが出ていたんですね。
トライク化された車両はノーマル車両に比べて車重・抵抗共に重く、かなりクラッチに負担がかかります。
これはスクーター等の遠心クラッチ車両だけではなく、通常のマニュアルクラッチ車のトライク車両も同等です。
トライク化するとクラッチ関係の交換時期は早くなると考えて下さい。
同時にプーリーも交換したいところですが予算の関係で断念。新品のベルトを取付して、カバーをもとに戻したら作業は完了です。
充電不良、発進時のジャダー共に解消し調子よく走れそうです。ご依頼ありがとうございました!
今回は通常のスクーターでもよく交換作業がある部品でしたが、トライク化されたことによりクラッチなどには通常のスクーターよりも負荷がかかることがわかっていただけたかと思います。
大きくカスタムやチューニングされた車両は、負荷のかかり方が純正とは異なり注意が必要です。
ですので、純正よりもちょっと気を使ってあげるとトラブルも少なくなりますよ。
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