バイクを乗るときにいちばん重要な事…それはポジションだと思います。こんにちは!テクニカルステージでございます。

車であればシートの移動やステアリングの高さ調整である程度合わせることは可能です。特に高級車は調整幅も広く、電動シートだったりすると簡単に調整できます。

車とは反対にポジションの調整が大変なのはバイクです。ハンドルを前後に少しだけ倒すぐらいのことはできますが、足つきのしやすさやステップの高さ、ハンドルの位置から走行中の体勢などなど、乗りやすさの改善のためにはたくさんのカスタムとチューニングを行わなければなりません。

前回もダイナローライダーにハンドル交換を行いましたが、お客様とじっくりと話し合いなるべく理想に近づけるようにカスタムを進めていくことが重要です。

今回は主に足つきの改善をするためにシートの加工を行います。車両はこちら

ハーレーシート加工

ハーレー スポーツスターXL883Lです。ハーレー入門としても最適ですし、山道やワインディングをとても楽しく走ることができます。

足つき性の改善には車高を落としたりシートの交換・加工などが有効で、テクステではまず車高の調整からおすすめしています。

お客様は車高と純正シートそのままが希望ということでシート加工を行うことになりました。俗に言うアンコ抜きですね。

分解前にどのように加工するかをよく話し合っておきます。

ハーレーシート加工

まずはサクッとシートを取り外します。シートの表皮はタッカー(ホッチキスの大きいやつ)で固定されているのでちまちまと外していくと…

ハーレーシート加工

分解できました。ここからは希望通りの形に近づけるように注意深く削ります。

ハーレーシート加工

大きな箇所はベルトサンダーなどで形を作り、仕上げをペーパーで行います。

スポーツスターの場合はシート下にオイルタンクがあるので、大きく削りすぎると足がタンクに当たるようになり逆に乗りづらくなります。

ハーレーシート加工

何度もポジションを確認しながら作業を進め、満足の行く形になったらタッカーでシートを固定します。

スポンジを削った分小さくなっているので、その分を考えてタッカーを打たないとシワが寄るので注意。

ハーレーシート加工 ハーレーシート加工

アンコ抜き前後の比較です。薄くすると乗り心地の悪化などもあるので、シートをなだらかにして足をおろしやすく足つきがしやすいような加工を行いました。

加工前の上画像に比べて加工後の下画像のほうがシート座面がなめらかなのがわかっていただけるかと思います。

ハーレーシート加工

オイルタンクなどに足が当たらないぐらいのギリで調整。これ以上削り込むとデメリットのほうが多くなります。

ハーレーシート加工

同時に依頼されたサイドバッグステーも取り付けて作業完了です。

お客様に試乗していただきましたが、今までよりもはるかに足つきがよくとても乗りやすく疲れにくくなったと喜んでいただけました。ご依頼ありがとうございました!

今回のように純正シートの加工でもポジションの調整は可能です。

また、社外シートに変更した場合でも自分のポジションには合わず加工を行うこともあります。

理想のポジションを実現することは難しいですが、少しづつカスタム・チューニングしていくことが一番大切で安全だと思いますよ♪